【中日】楽天伊藤茉央を獲得「どんどん自分をアピールして、思いきりやるだけ」現役ドラフト
中日は9日、現役ドラフトで楽天・伊藤茉央投手(24)を獲得した。伊藤茉は東農大北海道オホーツクから22年ドラフト4位で楽天に入団。右横手投げで新人の23年には開幕1軍入りを果たし、リリーフとして25試合に登板し1勝0敗3ホールド、防御率3・27をマーク。2年目の今季は2軍41試合登板で防御率2・64と安定したが、1軍では6試合で防御率7・94と制球に苦しんだ。 【写真】スーツ姿であいさつするあいさつする伊藤茉央 中日ブルペン陣は守護神マルティネスの去就が不透明。右のベテラン田島も引退し、祖父江も来季38歳を迎える。藤嶋、清水、松山らにつなぐ右腕リリーフ層の活性化につなげる。伊藤は楽天を通じて、「驚きましたけど、ここ2年間を振り返っても思うような結果が出なかったので、逆にチャンスととらえています。中日ではどんどん自分をアピールして、思いきりやるだけだ、と思っています。楽天では2年間という短い時間でしたが、たくさん応援していただいて、東北の温かさを感じましたし、東北の人間として、東北はやはりいいところだと感じることができたので、本当に感謝しかありません。応援してくださるファンの皆さんのためにも、名古屋に行っても頑張ります」と、新天地移籍への抱負をコメントした。中日からは8年目、石垣雅海内野手(28)がロッテへ移籍する。 ◆中日朝田憲祐球団本部長代理 「石垣選手は、内野のすべてのポジションをこなせるユーティリティープレーヤー。新天地で心機一転、活躍してほしいと思っています。伊藤投手には、バンテリンドームのマウンドで大きく躍動してほしいと期待しています」