「SMAPに憧れて今の自分がいる」デビュー30周年の三宅健が語る“後輩たちにしてあげたいこと”
30年以上、アイドルとしての第一線を走り続けてきた三宅健さん。これからもアイドルとしての道を貫くと決めたとき、彼は新たな事務所に活動の場を移すことを決めた。三宅さんのアイドルとしての覚悟と決意、後輩に伝えていきたい想いを語ってくれた。 【画像を見る】三宅健が語る “後輩たちにしてあげたいこと”
三宅健がずっと背中を追いかけてきた存在
年齢を重ねながらも、美しく洗練されたビジュアルをキープし続けるだけでなく、ステージでつねに完璧なパフォーマンスを披露するためのレッスンや準備を怠らないストイックさ、つねにファンファーストの姿勢から、“プロアイドル”とも言われてきた。そんな三宅さんにとっての“永遠のアイドル”は? 「SMAPは誰もが納得する、日本を代表するスーパーアイドルのひとつですよね。あの人たちに憧れて育ってきて今の自分がありますし、僕らはまさにその恩恵を受けてきた世代でもあります。 歌って踊るだけじゃないアイドルの可能性……幅を広げてくれた存在だと思っていますので、そこへのリスペクトはすごく大きいです。だからいつか自分もそういう、後進の人たちに道を作れるような存在になれたらいいなと思っています」(三宅健さん・以下同) 現在の事務所TOBEには、数多くの後輩たちが籍を置く。YouTubeライブで配信されているバラエティ番組『とべばん』や、今年1月にAbemaで放送された密着バラエティ『TOBEの夏休み。』では、その後輩たちとの交流の様子が窺える。三宅さんは、マイペースを貫きながら、ときにツッコんだり、ときにいなしたり、後輩たちが萎縮せずに振る舞えるような、柔らかい空気を作る姿が印象的だ。 「TOBEの子たちだけじゃなく、エンターテインメントの世界でアイドルという仕事に関わる人たち全員に対して、自分が今できることはなんなのかを考えています」
ファンを大切にしたい、10代で感じた覚悟と決意
言葉の端々から伝わるのは、アイドルという存在に対する敬意と、アイドルであることの自負。そんなふうに、アイドル・三宅健をポジティブに受け止められるのはファンのおかげ、と語る。 「人を好きになるという行為は、ものすごくエネルギーが要ることだと思うんです。この活動をしていると、いろんな人たちのいろんな想い……それは時に喜びだったり、時に悲しみだったり、いろんな感情を浴びる場面が多いんですよね。 たとえばコンサートって、日常から解放されようと思って見に来られる方が多いと思うんです。アンコールで客電が点いて会場が明るくなった時に、お客さんの顔が一番よく見えるんですが、とびきりの笑顔で楽しそうにしている方もいれば、感極まってめちゃくちゃ泣いている人もいたり、なかには、家族なのか友人なのかわからないけれど、誰かの遺影を持っている人がいたりもする。 自分が10代の多感な時期にそういうファンの方々の姿を目にしたとき、こんなふうに応援してくれている人たちを大切にしないといけない、そんな覚悟のようなものを感じたし、今もそれは変わってないです」