岡山県 男性社員の育休取得などに応じ最大100万円の奨励金支給を開始 企業担当者に概要を説明【岡山】
岡山放送
男性も育児休暇を取りやすくなるよう岡山県が企業に最大100万円の奨励金を支給する独自の事業を始めます。7月16日、企業の担当者を対象にしたセミナーが開かれました。 セミナーには、企業の人事担当者など約150人が参加し、岡山県の職員が制度の概要を説明しました。 この事業は、男性従業員が育児休暇を取得した場合、岡山県が、企業に対し最大100万円の奨励金を支給するものです。県内に本社や事業所があり、2025年2月までにセミナーを受講することなどが条件です。2024年4月以降に復帰した男性従業員の育児休暇が、14日以上1カ月未満の場合10万円が、1カ月以上なら20万円が支給されるほか、同僚への手当など企業の取り組みに応じて奨励金が加算されます。 (企業の担当者は…) (IT関連)「補助があると企業側も取得がより簡単にしやすくなる」 (製造業)「取得する人と会社、両方が良くなるような制度設計につなげられたい」 (岡山県人権・男女共同参画課 妹尾大嗣主任) 「少子化対策の面でも男性の育児休業が与える影響が大きい。ぜひ制度を活用してほしい」 この事業は、2024年度、県が少子化対策の重点事業として約1億800万円かけて取り組むもので、7月17日から申請の受付が始まります。
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