ポリマー、ブルークレストの日本金利トレーダーだった村山氏を代用
(ブルームバーグ): ヘッジファンド会社のポリマー・キャピタル・マネジメントは、ブルークレスト・キャピタル・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャーだった村山知我氏を採用した。同氏は8月の市場変動で日本金利トレーダーの多くが損失を被った後、ブルークレストを退社していた。
村山氏はマクロ取引のポートフォリオマネジャーとしてシンガポールで勤務する。シンガポール通貨庁(MAS)のウェブサイトによると、同氏がポリマーで働くためのライセンスは18日に有効になった。
ポリマーの広報担当者はコメントを求めた電子メールにすぐには返信しなかった。村山氏はコメントを控えた。
香港を本拠とするポリマーは、従来はアジア太平洋地域の株式に重点を置いていたが、世界的な著名ファンドに倣いマクロ取引に参入した。戦略の多様化は、ミレニアム・マネジメントのようなマルチストラテジーのヘッジファンド会社が、単一の資産クラスの変動を乗り切り、幅広い収益源を確保するのに役立っている。
ポリマーは今年初め、元ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントのローハン・コーリ氏をマクロポートフォリオのマネジャーとして採用。MASのデータによると、ピンポイント・アセット・マネジメントからジオ・タン氏も採用しているた。
村山氏と同氏のチームメンバーの1人は、極端な市場変動により日本の金利トレーダーが大打撃を受けた後、当該投資ポッドが閉鎖されたためブルークレストを去った。
リンクトインのプロフィルによると、村山氏は2018年半ばにブルークレストに入社する前は、バークレイズとBNPパリバに在籍し日本の債券取引を手掛けていた。
原題:Polymer Hires BlueCrest Rates Manager Who Suffered August Losses(抜粋)
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