祇園「安久」など、名店で研鑽を重ねた店主が丹精を込めて作り上げるおまかせコースを堪能(京都・丸太町)
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毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
中満(京都・丸太町)
2024年9月、丸太町駅から徒歩5分ほどの場所に、京の雅を味わえる日本料理店「中満」がオープンしました。店主の中満圭二郎氏は辻調理師専門学校を卒業後、正統派の割烹料理店「一汁二菜うえの」、2017年から毎年「The Tabelog Award」を受賞し続けている「祇園 大渡」や「富小路 やま岸」、祇園四条「安久」の東京初進出店「銀座 安久」など、名店で18年間修業してきた実力の持ち主。
「自分のお店を持ちたい」という強い思いがあり、京都の御所南エリアで物件を探していたところ、さまざまな縁が重なってこの場所に出店することになったそうです。
町屋を改装した店内は趣があり、前室からカウンターのある部屋に足を踏み入れると、静かで落ち着いた空間が広がります。掘りごたつの席ではゆっくりとくつろぐことができるほか、カウンターに焼き台があり、ライブ感や料理の香りも楽しむことができます。
メニューは季節の食材を使った「おまかせコース」25,000円のみ。 毎朝市場で吟味した地元の旬の味覚をふんだんに使用し、仕入れから仕込みに至るまで、徹底したこだわりと妥協のない姿勢で作り上げた料理を提供しています。
旬のお造りや、鱗のパリッとした食感とやわらかく上品な甘みとうまみを感じる、関西では「クジ」と呼ばれる甘鯛を皮つきのまま焼いた松笠焼き、海苔の風味を感じられる太刀魚の磯辺揚げなど、伝統に新たな息吹を加えた料理の数々は、身も心も満たしてくれます。また、器は陶芸家・廣野俊彦氏のあざやかな色使いが目を喜ばせてくれる焼き物を使用。料理を一層引き立たせています。