味と香り良質、一番摘みノリ マルタマ佐々木海苔店(山形)限定販売
のり卸売業のマルタマ佐々木海苔(のり)店(山形市、佐々木博英社長)は7日、宮城県産で一番摘みの最高級ノリを使った商品「濃艶(のうえん)2024」を自社オンラインストアや店頭で発売する。販売は5年目で、100セット限定。一番摘みはシーズン最初に収穫したノリで、今季は海の状態が良かったため高品質になり、濃厚で深い味わいが楽しめる。 10月ごろに種付けし、11月に収穫された一番摘みは「新のり」とされ、冬が旬。九州・有明産が有名だが、宮城県産も負けずに高品質という。今季は11月に海水温が程よく低下し栄養塩が増えたため、味、香りとも良質になった。 濃艶は宮城県の復興支援のため2020年から販売し、毎年10日程度で完売する人気ぶりだ。今季も11月に開かれた入札会で最高位の物を落札。長年の経験を生かし最適に焼き上げた。佐々木社長は「食べると塩みを感じ、厚みもあって食べ応えがある。一番摘みならではの食感と口溶けを楽しんでほしい」と語る。そのまま食べても、ご飯に合わせても良いという。
全型(21センチ×19センチ)10枚入り5帖(5袋)が箱に入り、価格は1セット5620円。問い合わせは同社023(633)3630。