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ストックホルムに住んで見つけた「自分の家が大好きになる方法」

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Forbes JAPAN

スウェーデンのストックホルムに移住して4年弱、現在のアパート(マンション)に引越したのは約3年前。それまでは家具付きの借家に住んでいた為、ほぼ全ての家具をそろえる必要があった。 出費もかさむことから、スウェーデンでは一般的なアプリBlocketで中古家具を探していたが、迷った末にソファは新品を購入することにした。 その理由はソファとはリビングに置くもので、家族が最も長く一緒に過ごす場所であり、ゼロからの歴史を築こうということで新品を選んだ。ご存知の通りスウェーデンにはIKEAがあり、家具となると真っ先にIKEAに行くのはスウェーデン人も同じだ。 我々もまずはIKEAにソファを見に行った。在庫も豊富にあり、当日に持ってかれるものばかりであったが今一つ決め切れず。スウェーデンにはIKEA以外にも沢山の家具メーカー・ブランドがあり、その一つがMIOだ。 価格帯はIKEAとさほど変わらない印象だが、売り場面積はIKEAよりも少ないが、こじんまりとしていて何より人が少ない。IKEAはいつも人でごった返しているのでMIOは落ち着いて選べる。 ただここは在庫をあまり抱えていないので、実際に私が購入したソファは一カ月以上待つこととなった。それでも家族全員が「これだ!」と思えたのがこのソファであったので迷わず待った。 3年経った今、幼い子供二人がトランポリン代わりにピョンピョンと跳ねるのでミシミシときしむ音が出てきたが、私のエンジニアとしての知見を活かし、各部の増し締めや補強版で都度修正を加えている。スウェーデンでは家でも車でも古いものを大切にし、長く使うことが割と一般的だ。 特に家は、新築物件を探すことは難しく、圧倒的に中古住宅が多い。新築に住むには高いお金を払って注文住宅とするか、新築の住宅街が新たに開発されたタイミングに乗っかることだ。 だが私の周りのスウェーデン人の友人知人で新築に住みたがる人はいない。彼らは歴史と伝統を感じられる昔ながらのデザインを好み、歴代のオーナーが愛着を持ってメンテナンスをしてきたところを今度は自分で手を加えていくことが彼らにとっての“家を買う”ことを意味するのだと私は理解している。 ソファ周辺で起きるドラマ 我が家のソファ周辺はそれぞれの季節に応じて景色が変わる。春はいちごなどの植物を育て、実ができたらみんなで食べる。 冬場は、クリスマス一色となる。バルコニーにあるクリスマスツリーは本物の木で、クリスマスイブに部屋の中へと入れると部屋中が木の香りに包まれる。 また、私の趣味でもあるDJブースは他に置く場所が無いという理由もあるが、リビングで大音量の音楽を流し、子供達とはしゃぐにはちょうど良い。スウェーデンではあまり近所迷惑という概念が無いようで、週末になればどこかしらの家から大音量の音楽が聞こえてくるものだ。 深夜であれば別だが、騒音だと言って目くじらを立てて苦情を入れるということは無い。お互いそれが楽しいことと認知しているのと、人間はそもそも音楽が好きな生き物だと言う前提があるというのが共通認識のようだ。

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