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伝統工芸の体験旅行 鋳物メーカー能作が提案 富山の技・食・自然発信

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北日本新聞

 鋳物メーカーの能作(高岡市オフィスパーク)は、自社工場で培った産業観光のノウハウを生かし、旅行業に本格的に乗り出した。伝統工芸を軸に、富山の食や自然を発信するツアーを企画する。第1弾として鋳物、漆工の体験と貸し切り宿への宿泊をセットにしたプランを用意。コロナ禍による観光ニーズの変化を捉え、プライベートを重視したスタイルを提案する。  能作は2017年に移転新築した本社工場を産業観光の拠点とし、工場見学や製作体験による集客に力を入れてきた。昨年は13万人が訪れた。これまでは旅行会社のツアーに組み込まれる側だったが、自社が持つネットワークを生かし、より魅力的な体験ができる旅行商品を一から手掛けることにした。今春に地域限定旅行業の登録を取得した。  第1弾はカップル、夫婦向けの1泊2日のプランで「想い旅」と名付けた。能作の工場でスズの箸置き作りを体験した後、古民家を改修した南砺市井波地域の貸し切り宿「Bed and Craft(ベッド・アンド・クラフト)」に移動。地元食材を使ったコース料理を楽しむ。2日目は箸の漆塗りを体験する。

 還暦祝い、結婚10周年の「錫(すず)婚式」を迎えた夫婦、子ども向けのプランも計画している。能作千春専務は「富山の魅力に浸りながら、大切な人との絆を深める時間を提供していきたい」と話す。

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