Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

来秋のU-17ワールドカップ出場を目指す“04ジャパン”がリスタート

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
高校サッカードットコム

 青と赤の対戦となった1本目は開始早々にスコアが動く。赤がゴール前で好機を作ると、高い位置を取っていたボランチの小幡がネットを揺らした。その直後に相手の反撃に遭い、逢坂にシュートを放たれてしまう。このこぼれ球を手塚に押しまれ、同点に追い付かれた。しかし、赤は簡単に引き下がらない。8分に右サイドを攻略すると、石川のクロスに千葉が合わせて即座に勝ち越した。  以降も高橋のドリブル突破や2トップの前澤と千葉が起点となり、積極的に攻撃を展開していく。27分には左サイドから入ったボールを前澤が受けると、GKを交わして追加点を奪う。終了間際に南野に1点を返されたものの、このまま赤が勝利を手にした。  青と黄が対戦した2本目は体力面で優位に立った後者が先手を取る。開始早々の1分に左サイドを阿部が打開。この折り返しに内藤が右足でネットを揺らし、幸先よく先制した。以降も大迫を軸とする小気味良いパス回しと、橋本のドリブル突破からチャンスを創出。追加点こそ奪えなかったが、優勢に進めていく。しかし、15分を過ぎると、黄は青に押し返され、思い通りに試合を運べない。終了間際の29分には青の楢原にゴールを許し、土壇場で勝利を逃す結果となった。  最後のゲームでは赤と黄が対戦。2本目に続き、黄が開始1分で試合を動かす。斎藤晴の右クロスから伊藤が右足でシュート。これが決まり、またしても早い段階でリードを奪った。これで赤は攻めるしかなくなるものの、以降は一進一退の展開となってしまう。だが、諦めずに戦うとラストプレーで最大の好機を掴む。北野が左サイドから中央へ切れ込むと、ゴール前に走り込んだ前澤にラストパス。これを冷静に沈め、土壇場で引き分けに持ち込む。この結果、赤が1勝1分で優勝を飾った。  久々の活動で溌剌とした動きを見せた選手たち。新型コロナウイルス感染拡大の影響で所属クラブの活動が止まり、現在も対外試合などができていない者も少なくない。紅白戦で2得点を奪った前澤も20分ハーフのゲームを少しこなしておらず、試合勘や体力面の強化は課題として残った。その一方でチームとして再スタートを切れた点はポジティブな要素だろう。  合宿最終日となった26日の練習後、森山監督は選手たちのプレーに充実した表情を見せた。 「予定していた練習試合ができず、その影響で今回の合宿では普段やっているDFライン(の調整)やセットプレーの整理を端折って、ベースを作る作業を中心に取り組みました。なので、紅白戦を実施した時にあまりにもクロスやセットプレーの対応が緩くなりました。得点が多く入り、見応えがあるゲームだったとはいえ、あまりにも簡単にやられてしまう場面もあって課題も多かったと感じています。ただ、FC東京の選手2名が怪我で脱落してしまいましたけど、何よりもみんな元気に集まって、最後まで無事に活動を終えられました。選手にとっては刺激になったと思います。新しい選手もアピールしてくれたので成果もあり、課題がはっきりした点も成果と考えています」  実戦から離れており、課題が顔覗かせるのは仕方ない。その中でチームが再び活動できたことが何よりの収穫だ。本番までにどこまでチームを作り込めるか。選手たちは再び代表に選ばれるべく、所属クラブでさらなる成長を期す。

【関連記事】