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御嶽山噴火から6年 「僕が連れて行ったから」 噴火で不明のおいを探し、悲願の登山も―― 近いようで遠い“尾根”

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中京テレビNEWS

中京テレビ 「キャッチ!」 8月10日放送より

 噴火から6年。行方不明となった家族は、いまだ立ち入りが許されない尾根に――。行方不明者の家族が初めて捜索に乗り出しました。

 2020年8月7日。霧がかかる御嶽山に、帰らぬ家族を探す男性の姿がありました。  野村正則さんは噴火当日、おいの亮太さん(当時19)と一緒に登山に向かいました。噴煙が迫る中、“八丁ダルミ”という険しい尾根で、正則さんと亮太さんははぐれてしまったのです。

 2014年9月に起きた、御嶽山の噴火。58人が死亡し、今も5人が行方不明のままとなっています。  御嶽山を訪れた正則さん。亮太さんの名前を力強く叫びますが、その声は大きな山体に吸い込まれてしまいます。  噴火から6年。地元自治体の協力で、現在も立ち入り規制が続く八丁ダルミを、家族が特別に捜索できるようになったのです。

「手がかりが一つでも見つかれば、そんなうれしいことはない。亮太が力を貸してくれるんじゃないですかね」(亮太さんのおじ・正則さん)  目指すのは、タオルなどの遺留品が見つかった場所。手がかりを集めたいと、6年間の望みをかけ御嶽山にやってきたのです。

 しかし、登山開始から1時間半後。正則さんらは、悪天候に見舞われてしまいます。 「天候が悪いですね。もう上は行けないですよ」(パトロール隊員) 「視界が今んとこゼロ。風が強い」(パトロール隊員) 「本日の(八丁ダルミへの)入山はキャンセルということで」(王滝村職員)  濃い霧と強風で、登山は翌日に延期。正則さんは10分以上、言葉を発することができませんでした。

 翌日に望みをかけますが、またしても濃い霧が正則さんたちを苦しめます。 「八丁ダルミのほうまでは見えませんね。風と視界の問題がありますんで、大変残念なんですけども」(無線の声)  噴火から6年、待ちわびた御嶽山での捜索。2日目も、中止となってしまいました。 「御嶽山、なんでここまで意地悪するのかな」(亮太さんのおじ・正則さん)

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