175cmの巨大怪魚バラムツと激闘も!アングラー女子フッチーがハマった中深海域の釣り
ブリやマダイのように強烈なヒキはありませんが、このアタリを取ることが、この釣りの醍醐味だと思います。
② 針をたくさん使う「エサ釣り」
もう一つの釣り方は、針をたくさん使う「エサ釣り」です。 中深海専用仕掛けの5本針に、サバの切り身を付け800gのオモリで底まで落とします。 糸は4~5号のPEライン、こちらは電動リールを使うことをおススメします。
底に着いたらゆっくり巻き上げて、魚が食ったらビクビクと竿先にアタリが出るので、それからさらにゆっくり巻いていき、追い食いを狙います。 さらに魚がついたらアタリも大きくなり重たくなっていきます。 ある程度巻き上げたらそのまま海面まで電動リールで回収。そのときに3匹、4匹と連掛けできていたらめちゃくちゃうれしい‼︎ 一気に大漁です♡
ジギングとエサ釣り、どちらも楽しみ方が違います。友達と行ったら交代で竿を持ち替えて両方の釣り方を楽しんでみるのもいいですね!
謎の怪魚バラムツとは!?
バラムツは、薔薇の棘のような体をした怪魚のこと。人間の体では分解できないワックスエステルという脂を全身に纏っていて、英名でオイルフィッシュとも呼ばれています。
この脂には浮力があるため、浮袋を持たずに深浅移動も可能だそう。なんとも不思議な魚です。 バラムツは市場での取引が禁止されていますが、食べることは可能。脂が乗っているので美味しいらしいです。 ただ、ワックスエステルを分解することができないので、そのままお尻から脂が垂れ流しになってしまうとか。あまりにリスクが高いので、私は食べたことがありません……(汗)。
バラムツの釣り方
昼間は水深1000mの深海で生息しているバラムツですが、夜になるとエサの捕食のため200mぐらいの水深まで上がってきます。そこを狙って釣っていきます! 日本でバラムツ釣りができるのは、一気に水深が深くなる海域。主に静岡県の駿河湾や和歌山県の白浜沖です。 私はホームである和歌山県の白浜沖へ釣りに行きました。港から船で30分も走ればそこは水深1000m超え。怪魚が潜んでいます。 日が完全に落ちて暗くなってから、仕掛けをセッティング。300gのジグに太いリアフック(下の写真の針)だけ付けて、底にサバの頭を引っ掛けます。