175cmの巨大怪魚バラムツと激闘も!アングラー女子フッチーがハマった中深海域の釣り
釣りを愛してやまないフッチーこと渕上万莉さん。 今回の獲物は、2年前に魅せられたという、中深海域に生息する謎多き魚たち。クロムツとバラムツとの格闘記をお伝えしよう。 【写真23点】「 アングラー女子フッチーがハマった中深海域の釣り」の詳細を写真でチェック
釣り人を魅了する中深海の魚たち
こんにちは! 「釣って食べて呑む」をモットーに全国の海を飛び回るアングラー、フッチーこと渕上万莉です。 今回は、少しマニアックな中深海の魅力についてご紹介します! 中深海とは、概ね120~300mまでの水深をいいます。そこには食べて美味しい高級魚や、食べられないけどカッコいい怪魚など、釣り人なら一度は釣ってみたい魚がたくさんいます。その代表例が、クロムツとバラムツです。
私が初めて中深海釣りを経験したのは、2年前の1月末でした。 極寒のなか、お世話になったのは和歌山県白浜町の代々丸さん。クロムツとバラムツを狙って、午後から出船しました。
クロムツってどんな魚!?
まずは、中深海で釣れるクロムツについて紹介します。 クロムツの美味しい季節は、晩秋から春と言われています。この時季は特に脂が乗り、中でも1月~4月頃は産卵期をひかえているため、その卵巣はムツゴと呼ばれて重宝されています。 「ムツ」とは、むつっこい=脂乗りが良いという意味で名付けられたそうです。 クロムツとは反対のアカムツという名前も聞いたことありませんか? アカムツとは、ノドグロのこと。こちらも高級魚として有名ですね。
クロムツの釣り方① 鉛のルアーを使う「ジギング」
クロムツの釣り方は、大きく分けて、2つ方法があります。
ジギングは250~400gの重いものを使い、針は吸い込みやすいように長くて細いアシストフックを選びます。 しっかりジグを動かすために硬めの竿と、深海でも糸が伸びにくい低伸性のPEライン1~1.5号を600m巻いたベイトリールを使います。
船の上でシャカシャカ必死に竿を動かしても、300mも離れた海の中ではほとんどジグは動いていません。 大きくゆっくり竿をしゃくり上げて、糸にテンションを張ったままゆっくりフォールさせていく「テンションフォール」が基本的な誘い方になります。 魚がジグを食ったら、フォールさせている糸がピタっと止まったり、一瞬フワッと持ち上がったりするアタリがでます。 そうしたら思いっきりフッキングするのではなく、一度竿を下げてジグの重みで針が口に掛かるイメージをしてから、持ち上げるようにゆっくり掛けます。 ピクピクと魚の重みを感じながら、300m巻き上げてくるワクワクタイム♡