ゴルフパートナーが初心者に“タダ”で配ったクラブ20万本! 利用者データが裏付ける“ゴルフブーム”
女性の新規ゴルファー比率が1割増加
ゴルフパートナーが2014年8月からスタートした、これからゴルフを始める人にゴルフクラブ(中古のアイアンやウエッジ)を1本無料でプレゼントする「はじめてのごるふくらぶプロジェクト」。配布したクラブが20万人に達しました。 初心者に激推し!「チッパー」のベストセラーを見る プロジェクトがスタートして、1年目で3万人、2年目で6.5万人、3年目で10万人、5年目で15万人、8年目で20万人を達成。株式会社ゴルフパートナーは総合ゴルフショップ「ゴルフパートナー」を現在400店舗以上展開しています。 無料でゴルフクラブを1本もらうには、ゴルフ未経験で、(1)ゴルフパートナーの新規会員登録、(2)ALBA.Net新規会員登録、(3)GOLF Net TVアプリダウンロードの3つの条件を満たすことが必要ですが、いずれも無料で登録できます。 このプロジェクトは「ゴルフの楽しさをもっとみんなに知ってもらいたい」との思いで、ゴルファーを増やす活動の一環としてスタートしました。 ゴルフを始めるにはお金、時間、場所、交通手段などのハードルが高く、これからゴルフを始める人にクラブを1本プレゼントすることで、ゴルフへの興味喚起やプレーのきっかけを提供することが目的でした。 ゴルフを知らない人が、まず何をすればいいか分かるように「はじめてのゴルフマニュアル」もセットでプレゼント。基本マナーやゴルフ場のチェックイン方法などが、初心者にも分かるように書かれています。 もちろん、この活動はゴルフパートナーにとって、会員数を増やすことや、新しいゴルファーの囲い込みなどのメリットもあり、本格的にゴルフを始めれば、ドライバーやシューズ、バッグなどの購入にもつながります。古いクラブの再利用としてSDGs的な観点にも合致します。 新しくゴルファーになった層の行動分析データも公開されています。 コロナ禍で3密を避けるゴルフが支持され、体感的にも若い人や女性が増えていることを感じている方も多いと思いますが、ゴルフパートナーのデータでも明確に出ています。 コロナ禍以前の女性比率は27.2%でしたが、コロナ禍以降(2020年~)、37.4%と10%以上もアップしており、女性の増加率は劇的と言えます。 これは推測ですが、コロナ禍で女性が取り組んでいた屋内で実施するフィットネスやヨガが避けられ、3密を避けられるゴルフに向かったという見方もできます。