【ジャパンC予想】ハイレベルな一戦は追い込み不利!? 勝負の分かれ目は前走4角での位置取りにあり
今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI・芝2400m)が行われます。 過去10年のジャパンCでは前走4角で10番手以内の馬が8勝2着9回3着8回と良績を残しています。過去10年のジャパンCは4角10番手以内の馬が9勝2着8回3着9回となっていますので、前走でジャパンCの好走パターンに当てはまるような競馬を経験していることが重要と言えそうです。 【写真】ジャスティンパレスのこれまでの軌跡 ジャパンCは国内外のトップレベルが集結する一戦となりますので、前へ行く馬が簡単にバテることはありません。後方から運ぶ馬は直線で脚を使ったとしても、前との馬の差を逆転するまではいかず、結果的に上位争いに絡むことなくレースを終えてしまうのではないでしょうか。 今年のジャパンCでも前走の4角での位置取りは必ずチェックし、極端に後方から運んでいる馬の取捨は慎重に行いたいものです。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走4角11番手以下(ただし、前走5番人気以内の馬は除く) [0-0-0-25]複勝率0% 該当馬:ジャスティンパレス、カラテ ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。 上位人気が予想されるジャスティンパレスが該当しました。 前走4角11番手以下の馬で馬券に絡んだのは、その時のレースで5番人気以内の支持を集めていた馬のみとなっています。前走である程度の人気を集められるのは、実績や近走に優れた点のある馬と言えます。前走の4角で11番手以下だったとしても、前走で上位人気の支持を集めている馬については、好走する可能性があるので軽視は禁物と言えそうです。 該当馬に挙げたジャスティンパレスは前走の天皇賞(秋)に6番人気で出走。4角での位置取りは11番手となっていますので、過去の傾向では凡走する可能性が高い危険馬と言えます。 その天皇賞(秋)では4着と掲示板には載っていますが、今回はさらに相手が強くなりますので、前走と同じような競馬で前進があるかと言われると疑問が残ります。また、今年は3戦して4着が最高着順と馬券に絡めていません。GI初制覇を達成した昨シーズンと比べると勢いに物足りなさを感じます。過去の傾向や近走の勢い、今回の相手関係など人気でも様々な不安要素を抱えているだけに、人気でも嫌いたい1頭と言えるのではないでしょうか。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。