鍵山優真、全日本選手権初Vへ「自分との闘い」/フィギュア
フィギュアスケートの全日本選手権は20日から3日間、世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねて、大阪・門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕する。19日は会場で公式練習と開会式が行われ、ペアの三浦璃来(23)、木原龍一(32)=ともに木下グループ=組は、5年ぶりの出場に胸を高鳴らせた。男子は初優勝争い、女子は坂本花織(24)=シスメックス=の4連覇が注目される。 男子で初優勝を狙う鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、徐々に氷の感覚をつかみ、練習の後半は安定したジャンプを見せた。23年大会で6度目の優勝を飾った宇野昌磨さんが引退。12年大会から羽生結弦さん、宇野さんの2人しか優勝しておらず、初優勝をかけた演技が注目される。ハイレベルな争いとなるが、「自分との戦い。強い気持ちでいきたい」と目をぎらつかせた。