【和田裕美のお悩み相談】すぱっとモノを捨てられるようになりたいです。
外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回はモノが捨てられなくて悩んでいる女性からの相談です。
<お悩み> 私はとてつもなく断捨離をするのが苦手です。片付けをするぞと決めていても「まだ使うかも」「これは高かったし」とモノに対する想いがこみ上げてきてなかなか捨てることができません。 以前テレビである人気女優の方が「モノを捨てることをなんとも思わない」「必要になったらまた買えばいい」と豪快なことを言っていました。この女優の方のようなさっぱりとした考えに変わりたいのですが、私はどうしたら良いのでしょうか? (ねずみ花火/女性/40代。主婦です)
和田裕美さんの回答
ねずみ花火さん 実はねずみ花火さんのような方はとても多いとわたしは思っているんですよね。 なぜって「もったない」は日本人特有の考え方で それはものを大事にするという文化だからです。 そしてこの気持ちってとっても素敵だなと思います。 確かに捨てることや片付けることは 心がきれいにすっきりするから 人生においても生活においてもとっても必要なこと。 それに使わなくてしまったままのものは もう忘れ去られた存在なのでお別れしてあげたほうが いいかなとは思います。 わたしは「ものにも命が宿る」と思っているので 捨てるときにちょっとお別れする気分になるんです。 だから「今までありがとう」と言うようにしています。 そのあたりにおいては その女優の方が「モノを捨てることをなんとも思わない」という感情とはちょっと 違っていて、ねずみ花火さんと似ていると思うのです。 ということで、わたしの見解は 感謝の心さえあれば 捨てることも大事 もったいないも大事 ということです。 う~む。優柔不断な答えになってしまいましたね(笑)。 そうですね、あえて言うなら 捨てないのだから これ以上増やさないことです。 ゴミを出さないことも地球には必要ですしね。 では~。
和田裕美 わだひろみ 作家・営業コンサルタント 京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオやNHK Eテレ番組にレギュラー出演など多岐に渡り活動中。代表作に、『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版)、『いざという時に結果を出せる本番力』(ポプラ社)など。学校などで陽転思考の体験授業も実施。
クロワッサン