“SNS映えしない”減量食「沼」が話題 考案のマッスルグリル「“食べると痩せる”は伝えたいことと真逆の考え」
指原莉乃が〈初めて「沼」作った〉とツイートしたことでも話題となった究極の減量食「沼」。 その生みの親は2人組YouTuberの「マッスルグリル」。バランスのとれた美しい筋肉を競うフィジークで活躍するシャイニー薊(あざみ)と、総合格闘技の実力者スマイル井上による同チャンネルは、“筋肉や食をこよなく愛する人のためのYouTubeチャンネル”を標ぼうし、斬新な筋トレ法や食事を紹介。中でも「いい筋肉を作るための食事」には「沼」のほか、「マグマ」「セメント」「ボルケーノ」「ジャガバード」など、ユニークなネーミングの炊飯器料理が揃い、2人の軽妙なトークと相まって、ハマる人が続出。そんな2人に、「沼」誕生秘話から反響について、さらにはお正月太り解消法などなど聞いてみた。 【写真】炊飯器に入っていた材料がここまでグロテスクに…「沼」の完成形 ■見た目は汚い「沼」 職場で食べて、周りの人を不快にさせてしまったことも… ━━話題の「沼」は、フィジークのコンテストに出場する前に、体づくりの最後の仕上げとして行う減量食として、薊さんが改良に改良を重ねて生み出したそうですね。 シャイニー薊「高校2年の時、ボディビルダーの雑誌を見て、こういう体になりたいと思ってトレーニングと食事にこだわるようになったんですが、当時は、鶏肉だけとか、大豆だけとか、プロテインだけとか、たんぱく質をとにかく摂るという偏った食生活を送っていたんです。ところがそれでは思うように筋肉がつかない。コンテストに出るようになってから、勝つ体を作るためにはどうしたらいいかいろいろ試していくうちに、たんぱく質、炭水化物、脂質のマクロ栄養素をバランスよく取り入れた『沼』にたどり着きました」 ━━「マッスルグリル」を始めた当初は「沼」を紹介するつもりはなかったとか? シャイニー薊「『沼』は美味しいし、自分にとって究極の減量食なんですけど、その名の通り、見た目が汚いですからね(笑)。職場で食べていて、周りの人に不快な思いをさせてしまったことも多かったですし」 ━━なぜ、紹介することに? シャイニー薊「井上くんがやろうと(笑)」 スマイル井上「薊が付けた名前が面白かったので、変な料理として発信したら再生回数が伸びるかなと。ただ、僕たち自身は『沼』はぜんぜん変なものじゃないよという意識を持って紹介しています。単純に美味しいですし、色さえ気にしなければ体にいいお粥ですからね」 ━━確かに、美味しいと評判です。 シャイニー薊「まずいものを食べると美味しいものが食べたくなるんですよ。食事は楽しむものですからね。ストレスを抱えながら食事するのは食材に対して失礼です」