チェーンメールのLINE版「チェーンLINE」が中高生の間で問題に。転送したら懸賞に当選する?
「おめでとうございます!当選しました!」は偽のプレゼントキャンペーン
チェーンLINEでよく見られるパターンの1つが、「おめでとうございます!当選しました!」という文言から始まるものです。このようなチェーンLINEでは、懸賞に当選したと謳って、個人情報の入力を求めてきます。しかし、これは偽のプレゼントキャンペーンであり、個人情報を入力してしまうと、情報が流出してしまう危険性があります。 身に覚えのある懸賞の場合、結果が出ているのかかならず公式サイト上で確認してからURLを開くようにしましょう。逆に公式サイトで偽キャンペーンについて注意喚起が出ている場合もあります。 ■チェーンメールやチェーンLINEの主なパターン一覧 チェーンLINEには様々なパターンがありますが、主に以下のようなものが挙げられます。 ・「友情を確かめる」タイプ メッセージを転送しないと友情がなくなると脅します ・「けがをする、不幸になる」タイプ/「幸せになる」タイプ 転送しないと不幸が訪れると恐怖をあおったり、逆に幸せになれると謳うもの ・「テレビ番組がテストをしている」「LINEが検証をしている」タイプ 偽のプレゼントキャンペーンを狙ったもの、フィッシングサイトに繋がるおそれも これらのパターンを知っておくことで、チェーンLINEを見分けやすくなります。
悪気なく拡散したチェーンLINEが個人情報流出のきっかけになるリスクも
中高生の中にはインセンティブ付きのチェーンLINEや「幸福の手紙」系のものを、悪気なく「面白そう」という理由などで拡散してしまうケースもあるでしょう。また中高生は世代的にチェーンメールを知らず、こういった「プレゼントに当選しました!」「幸福の手紙」などを手口として分かっていない場合もあるでしょう。 悪気なく拡散したつもりでも、その拡散が受け取った側の個人情報流出を招くリスクもあります。5人に1人がチェーンLINEを拡散してしまうというデータもあるため、仮に中高生のお子様がいる家庭では改めてLINEの利用ルールを家庭で見直すのもよいかもしれません。
オトナライフ