ウィリアム王子、「コロナ感染」を半年以上も隠していた理由が明らかに
ウィリアム王子が、今年4月に新型コロナウイルスに感染し、それを半年以上公にしていなかったことが明らかになった。王室関係者がBAZAAR.comに対し明かしたところによると、隠していた理由は、“国民を不安にさせないようにするため”だそう。 王子は今年4月、父チャールズ皇太子が新型コロナと診断された数日後に検査を受けたところ、自身も陽性反応が出て感染が確認されたという。 【写真】子供たちとは隔離生活を!? 英国王室のアイドル、シャーロット王女のキュートなベストショット イギリスの大衆紙『ザ・サン』によれば、王子は最近の公務で「ほかにもっと重要なことが起きていたし、誰も心配させたくなかった」と第三者に明かしたと報じられている。 チャールズ皇太子が3月下旬に自身の感染を率直に公表したいっぽうで、ウィリアム王子は王室の専属医師から治療を受け、ノーフォーク州のアンマーホール邸で家族から隔離された生活を送っていたことを公表しなかった。
ある関係者は『ザ・サン』に対し、「ある段階で王子が息苦しそうにしていたので、側近たちはパニックに陥っていました」と語っている。おそらくキャサリン妃は陽性反応が出なかったか、症状がなかったと解釈できる。いずれにせよ、ケンジントン宮殿はこの件について正式なコメントを発表していない。 王子は先週行われた『デイリー・ミラー』紙主催のプライド・オブ・ブリテン賞の式典に参加した際も、自身が新型コロナに感染していたことについては触れなかった。 夫が3月に新型コロナ感染で入院し危篤状態になっていた司会のケイト・ギャラウェイは、この時王子に「ご家族も感染されていましたね」と尋ね、王子は「ええ、私の父はとても早い段階で感染しました」と答えている。
パンデミック期間中ずっと献身的に公務を行なっている王子の姿を見てきた人々にとって、感染を隠していたこのニュースは大きな驚きとなった。が、感染者が急増していた時期だったため公表しないことを選んだということのよう。 王室関係者たちは王子のコロナ感染が4月に確認されたと話しているが、正確な詳細はまだ公表されていない。そのため、ウィリアム王子がいつ感染したのか、そして14日間隔離されていたのかは定かでない。 王子は4月1日と8日にキャサリン妃と一緒にビデオ通話で公務を行っており、4月9日、15日、22日、24日、27日、30日には、新型コロナの最前線で働く人々や病院とのビデオ通話を単独で行なっているため、いつ感染していたのかを予測することは難しい。 4月23日には、一家でBBCのチャリティ番組『ビッグ・ナイト・イン(Big Night In)』に出演し、NHS(国民保健サービス)の労働者や介護者に拍手を贈るために撮影クルーの前に姿を現している。 また4月末には、ジョージ王子&シャーロット王女とともに、サンドリンガム邸の周辺に住む自主隔離中の高齢者に食料品を届けるボランティアをおよそ2時間半にわたって行なってもいる。 さらに3月、自らの診断が下される数週間前にダブリンを訪問した際には、新型コロナについてちょっとしたジョークを飛ばすひとコマも。 救急医療隊員のジョー・ムーニーに対し、「今は『コロナに感染したから自分は死んでしまう』と心配されている方が多いでしょうし、『いいえ、ただ咳が出ているだけですよ』と応対する場面も多いことでしょう」と語り、「新型コロナウイルスに関してはメディアが過熱気味に報道しているため、人々の間で不安が広がっていると思いませんか?」と尋ねていた。 この当時は世界100カ国以上で9万2000人以上もの感染者が確認されており、3085人の死亡が報告されていた。再び感染することがないよう、十分注意してもらいたいもの。
Translation: Masayo Fukaya From Harper's BAZAAR