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“普通のホモサピエンス”じゃない!? 新仮面ライダー・山口貴也「新堂倫太郎のギャップを楽しみながら、彼の成長を見ていてください」

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ザテレビジョン

テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーセイバー」(毎週日曜朝9:00-9:30)。人間の歴史が詰まった“本を守るために戦う“聖剣に選ばれし剣士たち”仮面ライダーの戦いを描いた本作で、仮面ライダーブレイズに変身する新堂倫太郎を演じている山口貴也。 【写真を見る】山口貴也、ブレイズのキメポーズを披露! “本”を守る組織・ソードオブロゴスに属する人物で、生真面目だが甘いものには目がないというキャラクターを演じている彼に、今回の役柄や作品について、俳優を志すようになったキッカケなどを聞いた。 ■ 注目の新仮面ライダー! 新堂倫太郎は「すごく真面目、でも何かズレている」 ――「仮面ライダーセイバー」も第2話まで放送されましたが、新堂倫太郎はどのようなキャラクターと捉えて演じていますか。 倫太郎はすごく真面目で思いやりが強く、彼が戦う動機の根底にはとにかく“感謝”があると思います。人に対してリスペクトがあるけど、北極のノーザンベースにいて現実世界のことは本でしか知らなくて、正式名称や取扱説明書までキッチリ読むタイプの人なので、「ここをすっ飛ばしているけど大丈夫ですか」とか「こういう名前なんじゃないですか」とか言ってしまうすごく変わった人間というか(笑)。真面目ポイントが違うんですよね。変身した時は強い剣士なのに、変身を解いたら何かズレてて(笑)。そして甘い物に食いついていく。 戦いに関しては作戦を練ることに長けているので、普段と戦闘時とのギャップが生まれればいいかなと思っています。そのギャップを楽しんでいただきながら、彼がどういう風になっていくんだろうと予想してもらえるような話になっていたらうれしいですね。 ――役について監督やプロデューサーからは何か言われましたか。 高橋(一浩)プロデューサーから最初に言われたのが、倫太郎は映画のマーベルシリーズにおける“キャプテン・アメリカ”だと。彼も長い間眠っている期間があって、今と昔は考え方が違っていたり常識が違っていたりする。そういうところも似ているし、リーダーとしてみんなを一つにしようとするけど、少し頑固だからトニー・スタークとぶつかっちゃったりするところも割と似ているから、ちょっと参考にしてみて…とは言われました。 なので、キャプテン・アメリカを中心にマーベル作品をくまなく見ましたが、演じているクリス・エヴァンスさんの真似をしちゃうとそれは倫太郎ではなくなってしまう。あくまで参考として、あたまの片隅に置きながら倫太郎に向き合って僕が出せるものを提示していけたらと思っています。 ――主人公の神山飛羽真(内藤秀一郎)、編集者の須藤芽依(川津明日香)とのやりとりも本作の見どころになりそうですね。 パッと見、倫太郎がすごくズレてて、そこに飛羽真か芽依のどちらかがツッコんでというイメージなんですけど、意外と倫太郎が2人のやりとりを後ろから眺めているというパターンもあって。その時々でボケとツッコミが入れ替わる感じで、ホントに3人でチームという感じですね。 内藤くんとは、一度お互いの考えを正直に言い合ったことがあって、それ以来いい意味で無言も共有できるようになったし、ふざけ合ったりもしています。川津さんはそこにいいバランサーとしていてくれて(笑)。僕たちがちょっかいを出してもツッコんだりツッコまなかったり、呆れられたり。年は僕らより下ですけど、一番ずっしり構えているというか、僕たちより大人ですね(笑)。 ■ 変身ポーズは永徳と一緒に考案した ――2話では、仮面ライダーブレイズへの変身シーンも初披露しました。 変身ポーズは、ブレイズのスーツアクターをやられている永徳さんと一緒に考えました。僕が最初にイメージしたのは“和風の剣士”だったので、殺陣をしっかりやる感じなのかなと思っていたんですが、永徳さんから「水が流れるような剣士だから、ちょっとカンフー系でいこう」という話をいただいて。永徳さんの提案に僕が「こうしてみたいです」と言ったり、カンフーの動きを検索してすごく練習したので(ポーズが)バッチリ決まってよかったです。と言っても、ほとんど永徳さんに任せっきりだったんですが…(笑)。 ――変身後のスーツアクターの方と、動きを合わせていくのも大変そうですね。 自分はまだ新人なので、永徳さんが僕の動きに合うように手の動き、姿勢、歩き方とか研究してくださって。今は永徳さんの動きを観察して勉強して、動きに合わせていけるようにしっかりとお話しもさせていただいています。 ――人間の歴史が詰まった“本”を守るために戦うという、今回のストーリーに関してはいかがですか。 これまでにも、たくさんの仮面ライダーが登場する作品があったけど、割と敵対するイメージが強くて。今回の「セイバー」も敵側の仮面ライダーがいますけど、倫太郎たちがいるソードオブロゴスは同じ目的に向かってベクトルを合わせていて、すごく協力的というか。1人ひとり抱えているものにぶつかったときに、自分勝手になりそうなところをうまく戻してあげようと一緒に戦っていく。みんなの事情は十人十色だけど、それをみんなで抱え込んで目標に向かうという、チームワークの大切さがメッセージとして込められていると思うので、どの職業、年代の方が見ても面白いものになっているのかなと思います。 ■ 山口貴也が好きな仮面ライダーは? ――ちなみに、山口さんがお好きな「仮面ライダー」は? 僕は「クウガ」「アギト」「龍騎」を見ていましたが、その中では仮面ライダーナイト(「龍騎」に登場)が好きですね。黒ベースでマントを付けていて、めちゃくちゃカッコ良かったし、オモチャも持っていました。でも「龍騎」は小さい頃は見ていて怖かったですね。仮面ライダー王蛇みたいに犯罪者がライダーになっちゃったりして。 ――「仮面ライダー」出演後、活躍している俳優さんもたくさんいますが、山口さんの中で憧れている方はいますか? 同じサッカーをやっていたというのもあり、竹内涼真さん(「仮面ライダードライブ」)ですね。勝手に憧れを持っていて、「下町ロケット」とか「テセウスの船」とかも見ていました。 ■ ドラマ「GOOD LUCK!!」が気付かせた俳優への夢 ――ところで、山口さんが俳優を志したキッカケは? 今の事務所には中学生のころにスカウトしていただきました。当時は保留にしていたのですが、大学に入った時にモデルをやってみたいと思い一度連絡をしてみよう、と。それで『オオカミくんには騙されない』に出させてもらいました。でも、同時に就活もしていました。 父親が飛行機好きなこともあってパイロットになりたかったのですが、自分の好きなことをやる方が恩返しだと気付きました。飛行機を好きになったきっかけでもあるドラマ「GOOD LUCK!!」(2003年、TBS系)のような作品を作る側になって夢を与えたいと思うようになりました。 自分の原動力は“恩返し”です。今回仮面ライダーのオーディションを受けて合格できたのも、事務所の人がずっと見捨てずに支えてくれたり、親や友人が応援してくれていたので、その恩返しのためにも頑張ろうと思って食らいついていたのがいい結果につながったんだと思っています。 あとは、高校生の時のサッカーのコーチ。僕がケガをしてもAチームに置いてくれていたんですが、「お前をAチームに置いているのは、Bチームに入れるとぬるま湯に浸かってしまうから」と言われて。その言葉がずっと残っていて、いつでも手を抜いちゃいけないんだと思ってここまで全力でやってきました。進路を決める時も役者をやると決めた時もすごく気に掛けてくれて、いい報告ができてよかったなって思っています。 ――好きな俳優や、目標にされている方はいるのでしょうか? なりたいとかカッコイイと思う方はいっぱいいます。 阿部寛さんのように、主役もやられて、クセのある面白い役もできる俳優さんになりたいです。父親に似ているということもあり勝手に親近感が湧いているということもあります。(笑) あとは、舘ひろしさんがすごく好きなんです。「あぶない刑事」で、ハーレーに乗る姿がカッコイイと思って、僕もバイクの免許取っちゃったくらいなので(笑)。いつかはカタナも乗りたいなと。阿部寛さんと舘ひろしさんの“Wひろし”さんさんが僕の中でズバ抜けた存在ですね。 ――プロフィールの特技に泡立てとありますが、これは…?  皆さんケーキの泡立てと思われるんですが、実は洗顔の泡立てなんです(笑)。スポンジとか使わずに手と水と空気でいい泡を作ることができます。事務所に所属した当時、これといった特技がなかったのでプロフィールに書いていたのですが、取材の時に皆さんこの事を聞いてくださるので食いつきとしてはいいのかな。答えを聞いて残念がられるんですけど(笑)。 ■ 3話からは“3人目の仮面ライダー”が登場! ――「仮面ライダー」は1年間強撮影がありますが、そこでどんな成長ができそうですか? オーディションに受かったときはまだ自分には代表作と言えるものがなくて。まずはこの「仮面ライダーセイバー」が代表作の一つになるように頑張っていきたいです。何でも学んで吸収して、作品の成功の役に立つことができたらいいなと。これがスタートラインでもあるので全力で取り組んでいきたいと思いますし、今後のことは1年間終わってから改めて考えればいいのかなと思っています。 ――まだ作品は始まったばかりですが、3話以降の見どころなども聞かせてください。 3話では、生島勇輝さん演じる仮面ライダーバスターが登場します5,6話で倫太郎は少し別行動をするようになって、ネタバレになるので詳しくは言えないんですけど、6話では倫太郎に試練が訪れます。 そこがすごく重いシーンで、炎天下の中スタッフさんがずっと立ちっぱなしで見守ってださっている中、7~8回テイクをやっても監督の求める芝居がなかなかできなかったんですね。その時の感情が、段々とそのシーンで倫太郎が感じている思いと重なってきて、やってみるとそれがバシッと決まって。監督から「今のよかったよ」と言ってもらえたらしいんですが、その時は放心状態になってしまって何も覚えていないんです。あとで「倫太郎の思いが伝わるシーンになっていたよ」と言っていただけました。今から思うと僕を追い込むことが監督の作戦だったのかなとも思います。このシーンはぜひ見てほしいですね。 ――最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。 監督をはじめ、スタッフの皆さんは本当に「仮面ライダー」が大好きで、この作品をいいものにしたいという強い思いで取り組んでいます。そんな熱い気持ちでやっている現場のことも感じながら見ていただけたらうれしいです。倫太郎はいい意味でギャップのある役なので、それを笑いながら見ていただきたいのと、倫太郎に限らず感情移入できるキャラクターがいる作品だと思うので、1年間楽しんで愛してもらえたらと思います。僕も1年間掛けて倫太郎と一緒に成長していきたいと思いますので、よろしくお願いします!(ザテレビジョン・取材・文=斉藤俊彦/(C)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映)

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