KO勝利でのリベンジを狙う鈴木

　12月31日（火）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』の『RIZIN.49』。同大会のメインイベント［RIZINフェザー級タイトルマッチ（5分3R 66.0kg）］で、挑戦者クレベル・コイケ（ボンサイ柔術）を迎え撃つ、王者・鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）が29日（日）、試合前インタビューに応じた。前回はノーコンテストながらも一本勝ちを収めたクレベルに鈴木はリベンジを果たせるのか。 【フォト＆動画】前回の対戦は体重超過でNCもクレベルが一本勝ち！ 　鈴木は、23年6月に当時の王者・クレベルに挑んだが一本を取られてしまい、王座獲得ならず(試合はクレベルの計量オーバーで、ノーコンテスト）。しかし、その後はパトリシオ・ピットブル、ヴガール・ケラモフ、金原正徳に勝利するなど、完全覚醒。クレベル戦のノーコンテストを挟んで、現在8連勝中だ。 　試合を控え、「いつも通りで、変わりないです。メインでなんだろうが、やることは変わらないので」と10周年記念かつ、リベンジ戦にも平常心だ。 　最強の挑戦者を迎えることになり、「本気でリベンジに燃えている。格闘技なんで、完全にぶっ倒す。それが一番のリベンジだと思っています。本当に殺気狂った千裕を見せるですね。ノーコンテストであっても、勝負では負けたと思っているので、それを味わった中、リベンジって言うのは生半可な気持ちじゃ迎えられない。相当怒っていますし、ぶっ飛ばすって気持ちでいっぱいです」と復讐心を口にする。 　続けて、「俺は自分のために戦っているので、格闘技が大好きで、背負っているからプレッシャーを感じない。好きにやる、本気で大好きなので、心の底から楽しめば、必ず勝てると思います」とコメント。 　抜群の極め力を誇るクレベルに対し、「スタンド以外でもやりますよ。スタンドが全てではないので、’’THIS IS MMA’’っていうのを見せてやりますよ。もちろん打撃は僕の持ち味ですけど、それだけをやりに総合をやっているわけではないので、どのシチュエーションでも対応します」と総合力で上回るとした。 　最後に改めて、「最高の格闘技の年明けを迎えさせられるように勝たないといけない」と気を引き締めていた。果たして、鈴木は抜群の破壊力を持つ拳で、クレベルを粉砕できるか。