【葉牡丹賞】ヴィンセンシオが3頭横並びの接戦制す!2歳レコードでデビュー2連勝 ビュイック騎手「ダービーディスタンスが合うと思う」
11月30日の中山9Rで行われた葉牡丹賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル、12頭立て)は、ウィリアム・ビュイック騎手の3番人気ヴィンセンシオ(牡、美浦・森一誠厩舎)が中団追走から直線で3頭が横並びとなる接戦を制してデビュー2連勝を決めた。タイムは1分58秒8(良)の2歳レコード。 ハナ差の2着にはゲルチュタール(4番人気)、さらにアタマ差遅れた3着にリトルジャイアンツ(1番人気)が入った。 ヴィンセンシオは、父リアルスティール、母シーリア、母の父キングカメハメハという血統。戦績は2戦2勝。 ◆W・ビュイック騎手(1着 ヴィンセンシオ)「まだ子供っぽいけど、相手が来たらハミを取ってグッと伸びる。若馬にしては根性があってファイターらしさを見せた。距離は長い方がいい。きょうは3頭併せの形(接戦)になったけど、2400メートルだったらもっと楽に勝てた。流れがこの馬には忙しかったね。ダービーディスタンスが合うと思うので、この先そういうレースを目指していければ」 ◆森一誠調教師(同)「勝負根性がありますね。新馬も差し返しての勝利でしたし、最後は持ち味が生きる形だったと思います。(馬体重は14キロ増の506キロだったが)中間は牧場から大体これくらいの体で帰ってきて、しっかり調教を積みながら数字が減らずにきたし、緩かった夏頃を思えば、ずいぶん体に芯が入ったと感じていました。それがレースにもつながったと思います。きょうの流れは忙しそうでしたし、距離が延びた方が良さそう。来年のクラシックを目指していければ」