「au」桃姫…村山輝星が語る「ケイオス」の秘密「松田翔太さんに発音を教わりました!」
「CMが出てから、登校するなり友達から『Chaos(ケイオス)!』といじられて大変でした(笑)。SNSのフォロワーさんも、たくさん増えたみたいです」 【写真多数】村山輝星をもっと見る そう語るのは、au「三太郎」シリーズCMへの出演で、一躍話題となった子役・村山輝星(きらり)ちゃん(12)だ。1月から放送された「応援を応援したい」篇で、“桃姫” として登場した輝星ちゃんは、「Chaos(ケイオス)」と言い放ち、弾けんばかりの笑顔を見せる。そのネイティブすぎる発音に、ネットは「あの子は誰?」とざわついた。 「『ケイオス』の発音は、正直、とてもむずかしかったです。ネイティブの人でもあまり使わない単語なので、それまで発音自体聞いたことがありませんでした。事前にいろいろ調べても、『合ってるのかな?』って不安で。 桃太郎役の松田翔太さんは英語を話せる方なので、現場では先生みたいに教えてもらって、試行錯誤しながら演じました。だから、あれは私なりの発音だと思ってもらった方がいいと思います」 輝星ちゃんが英語を習い始めたのは、小学生になってからだという。 「小学1年から4年まで出演していた『えいごであそぼ』(NHKEテレ)に育ててもらいました。あと、夏休みや冬休みには、おじいちゃんのスパルタ文法講習があります。よく現在形と過去形が混じっちゃって、おじいちゃんに『そこは間違ってるね』って優しく注意されるんです(笑)。 発音の秘訣ですか? 私が言うのもおこがましいですけど……やっぱり、リスニングが一番だと思います。小さい頃からディズニーのDVDを見まくって、耳で覚えていました。『アナと雪の女王』とか『モンスターズ・インク』とか、100回以上は見たんじゃないかな。 ネイティブの発音も学べますし、海外特有のノリがわかるのも楽しいです。ノリでいえば、『天使にラブ・ソングを…』なんかも大好き! いつか洋画に出てみたいな」 いまでこそ、朗らかな笑顔を見せているが、芸能界に入った頃は「かなりの恥ずかしがり屋」だったという。 「もともとすごい人見知りで、3人以上の人に見つめられると、さぁっと青くなっちゃうタイプでした。いま所属している劇団東俳に入ったきっかけも、小学校受験のために『自己紹介はできるようにしよう』って両親にすすめられたから。 毎週のレッスンでは、最初に1分間の自己紹介をする時間があったので、かなり鍛えられましたね。 30秒も余らせて『こっち見ないで……もうしゃべることない……』って泣きそうになった日もありました。でも、頭のなかに話題の引き出しをいくつか持っておけば、なんとかなるって気づきました。いまはもう他人の目は全然気になりません(笑)」 芸能活動も6年めに入り、最近は『ヒルナンデス!』や『行列のできる相談所』(いずれも日本テレビ系)に出演するなど、活動の幅も広がっている。「テレビは楽しいです。緊張するけど、いろんなところに行けるし、いろんな人と話せるから」と笑顔を見せた。 いまでは、得意の英語で、叶えたい夢もできた。 「『えいごであそぼ』の最終回で、スタッフさんに『あなたたちの夢はなんですか?』って聞かれたことがあって。考えてみたら、私は絵を描くのも、読み聞かせをするのも大好きだったから、『絵本を通じて世界中の子供たちを笑顔にしたい』って答えたんです。これが、いまの私の夢。 だから、これからは英語はもちろん、中国語とかポルトガル語とか、他の言語もいっぱい知らないといけない。少しずつ勉強しているんですけど、全然覚えきれなくて大変です(笑)。これからも、夢のためにたくさん勉強しなきゃ!」 ●村山輝星(むらやまきらり) 2010年4月8日生まれ 東京都出身 特技は英語、トライアスロン、オカリナ。2017年~2020年まで『えいごであそぼ』レギュラー。2021年8月から、au「三太郎」シリーズCMに桃姫役として出演。YouTube「きらりチャンネル」でさまざまな企画に挑戦中