ミラン、インテルを振り切り11季ぶりの優勝…インモービレは4度目の得点王に/セリエA最終節
セリエA第38節(最終節)が20日から22日にかけて開催され、今シーズンの最終順位が確定した。 戦前の順位表で首位に立っていたミランは、敵地でサッスオーロと対戦。オリヴィエ・ジルーの2ゴールで優位に立つと、フランク・ケシエが追加点を挙げ、前半だけで3点のリードを奪った。後半も盤石の試合運びを見せ、試合はこのまま終了。ミランが11シーズンぶり19回目のセリエA王者に輝いた。 ミランの結果次第では優勝の可能性もあったインテルは、ホームにサンプドリアを迎えた。吉田麻也は先発出場を果たしている。試合はスコアレスで折り返した後半に、イヴァン・ペリシッチが貴重な先制ゴール。55分、57分にはホアキン・コレアが立て続けに得点を挙げ、3-0で勝利を飾った。連覇は逃したものの、最終節を白星で飾っている。 ローマはタミー・アブラハムの2得点もあってトリノに3-0で快勝。ヨーロッパリーグ(EL)出場権を争っていたフィオレンティーナの結果を待たずに、来季のEL行きを確定させた。 残留争い最後の1枠はサレルニターナが手にした。ウディネーゼとの一戦には0-4で敗れたものの、同時刻キックオフのカリアリとヴェネツィアの一戦がドローで終了。この結果、今季23シーズンぶりにセリエAで戦っていたサレルニターナが、来季も1部を舞台に戦うことが決定した。一方、カリアリ、ジェノア、ヴェネツィアの降格が確定した。 得点王にはラツィオのチーロ・インモービレが輝いた。最終節のヴェローナ戦は足首の負傷で欠場したものの、シーズン通算で27ゴールを記録。2位のドゥシャン・ヴラホヴィッチに3得点差をつけて、2シーズンぶり4度目となる得点王を受賞している。 最終節の試合結果、最終順位表、得点ランキング、受賞選手一覧は以下の通り。 ■試合結果 トリノ 0-3 ローマ ジェノア 0-1 ボローニャ アタランタ 0-1 エンポリ フィオレンティーナ 2-0 ユヴェントス ラツィオ 3-3 ヴェローナ スペツィア 0-3 ナポリ インテル 3-0 サンプドリア サッスオーロ 0-3 ミラン サレルニターナ 0-4 ウディネーゼ ヴェネツィア 0-0 カリアリ ■順位表 ※()内は勝ち点/得失点差 優勝 ミラン(86/+38) 2位 インテル(84/+52) 3位 ナポリ(79/+43) 4位 ユヴェントス(70/+20) ──────CL出場圏────── 5位 ラツィオ(64/+19) 6位 ローマ(63/+16) ──────EL出場圏────── 7位 フィオレンティーナ(62/+8) ──────ECL出場圏────── 8位 アタランタ(59/+17) 9位 ヴェローナ(53/+6) 10位 トリノ(50/+5) 11位 サッスオーロ(50/-2) 12位 ウディネーゼ(47/+3) 13位 ボローニャ(46/-11) 14位 エンポリ(41/-20) 15位 サンプドリア(36/-17) 16位 スペツィア(36/-30) 17位 サレルニターナ(31/-45) ───────降格─────── 18位 カリアリ(30/-34) 19位 ジェノア(28/-33) 20位 ヴェネツィア(27/-35) ■得点ランキング 1位 チーロ・インモービレ(ラツィオ) 27得点 2位 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナ→ユヴェントス) 24得点 3位 ラウタロ・マルティネス(インテル) 21得点 4位 ジョバンニ・シメオネ(ヴェローナ) 17得点 4位 タミー・アブラハム(ローマ) 17得点 ■受賞選手一覧 最優秀GK:マイク・メニャン(ミラン) 最優秀DF:グレイソン・ブレーメル(トリノ) 最優秀MF:マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル) 最優秀FW:チーロ・インモービレ(ラツィオ) 最優秀若手選手(23以下対象):ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)
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