カウンタックから軽まで! BIGBOSS・新庄剛志監督が愛するクルマを徹底解説!
日本ハムの新庄剛志監督がブチカマす、クルマを使ったパフォーマンスが話題を呼んでいる。いったいどんなクルマたちなの? カーライフジャーナリストの渡辺陽一郎氏に聞いた。 【写真】新庄監督が愛するクルマたち ■トラクターから始まったランボルギーニの歴史 ――昨年11月30日に札幌ドームで開催された日本ハムの「ファンフェスティバル2021」で、真っ白のランボルギーニ・カウンタックに乗ったBIGBOSS・新庄剛志監督が登場! ファンを沸かせました。そもそもの話ですが、ランボルギーニってどんな自動車メーカー? 渡辺 イタリアが誇るスポーツカーの名門ブランドがランボルギーニです。もともとランボルギーニはトラクターを手がけており、成り上がり的にスーパースポーツカーで名をはせた。この経緯も他人の力を借りず、叩き上げで成功した人たちの琴線に触れるところでしょうね。 ちなみに新庄監督が乗っていたカウンタックは1984年式のLP5000S。発売当初は1200万円でしたが、現在は中古価格で1億円の値がついているようですね。 ――1億円! マジか! 渡辺 LP5000Sは生産台数が300台ちょっとしかなく、中古車の流通台数が非常に少ない。そのため値崩れしません。しかも世界的に人気が高い。 ――なぜ世界で人気なの? 渡辺 人気の背景には1912年にイタリア・トリノで創業した「カロッツェリア・ベルトーネ」という自動車関連企業の存在が挙げられます。ベルトーネには自動車のデザインやテストを行なう部門と、自動車以外の設計や建築を担当する部門があった。 自動車部門では、デザイナーのマルチェロ・ガンディーニ氏の手で描き出された名車が数多くあり、その筆頭が1966年に誕生したランボルギーニ・ミウラ。 そして、世界中にその名をとどろかせたのが、1974年に誕生したくさび形のボディを備えたランボルギーニ・カウンタックです。デザインは車高の低さにこだわったミッドシップで、日本では"スーパーカーブーム"を巻き起こしました。 ――そんなマルチェロ・ガンディーニ氏が手がけた貴重なカウンタックに新庄監督が乗って登場したわけですね?