小池都知事が定例会見3月25日(本文1)感染リスクを避ける行動の継続を
都議会定例会が閉会。所感を聞きたい
共同通信:知事、ありがとうございました。それでは幹事社の共同通信のほうから2点まとめてお伺いします。1点目は都議会です。都議会の定例会が先ほど閉会し、一般会計過去最大となる7兆8000億円の当初予算などが成立しました。あらためて知事のほうから所感のほうをお願いできればと思います。 2点目、新型コロナウイルス関連です。まん延防止等重点措置が21日で解除されました。まだ新規感染者数は高い水準で第6波が収束したとはいえる状況ではありませんけれども、これまでのオミクロン株による第6波への対応を踏まえまして、今後のコロナ対応に向けて見えてきた課題というのはどのようなものがあると知事ご自身はお考えでしょうか。よろしくお願いします。 小池:ではまず1点目の、今日、都議会の定例会が閉会したということで、それについての所感、そして来年度予算の執行に向けた意気込みをということでお答えしたいと思います。ちょうどという言葉は良くないかもしれませんけれども、開会中にウクライナの危機が始まったということもあって、コロナ対策に加えてウクライナ関連の危機に対しての対策ということで、非常に、なんて言うんでしょうか。世界が激動している、そして世界中でのコロナがまだまだいろんな様相を見せているということで、情勢に的確に対処しながら予算審議などに臨む定例会だったというふうに思います。もちろんこれで予算は成立したわけでありますけれども、迅速かつ確実にこの事業の成果を都民の皆さんに還元していきたいと考えております。
混雑した場所、時間をお避けいただきたい
今回、来年度予算の執行に当たっては、これまで以上にスピード感を持って対応していくように庁内に徹底を指示しているところであります。これから状況は、ウクライナ情勢もそうでありますし、コロナについても先ほどお伝えしましたようにBA.2の占有率がきのうで38%を超えているなどなど、いろんな変化をする、それに迅速に応えていくということで、都政に課された使命を果たしていきたいと、このように考えております。それから第6波についてでありますけれども、コロナについては、コロナでいいんですよね、2つ目ね。 共同通信:はい。 小池:もう何度も申し上げていますけれども、年度替わりということで、歓送会があって、歓迎会があって、もちろん卒業式、入学式、いろんな人が動くシーズンになってくるわけです。そして桜が咲いてということで、状況についてはまん延防止等重点措置を終了しておりますけれども、そのまま今度はリバウンド警戒という時期に入らせていただきました。新しいBA.2の課題がどういうものがあるのか、これからはそれぞれ検討、分析が必要で、進めていただいておりますけれど、基本的に引き続き混雑した場所、時間をお避けいただきたい。そしてもう最初から同じでありますけれども、感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。 ワクチン接種については、先ほど申し上げましたように今週末にも都内の全人口の40%に到達をする見込みということでありますし、特に重症化しやすい高齢者については80%を超えると。ワクチンバスももう都内の各地で皆さんのご希望に応えられるような体制に、走っております。ここも先日の停電の恐れということで、電力の逼迫のときもご協力いただきました。コロナ対策っていうのもお1人お1人の総合的な力というものがいろいろな結果を出しておりますので、引き続きのご協力をお願いしたいと思っております。よろしいでしょうか。 共同通信:はい、ありがとうございました。それでは各社の質問に移ります。質問のある社は挙手ボタンを押して、知事の指名を受けた上で、所属と氏名を名乗ってから質問をお願いします。 小池:それではMX、白井さん、どうぞ。