小池都知事が定例会見3月25日(本文1)感染リスクを避ける行動の継続を
ぜひ積極的に3回目の接種を
小池:はい。ということで、ワクチンを接種されたら、もう万全とはなかなか、時間の経過によって抗体の量が減っていくんだということ、これについて今回の動画でまとめております。2回の接種が終わって6カ月がたった方、ワクチンの効果を回復させるために、ぜひ積極的に3回目の接種をご検討いただきたいと思います。 さて、桜もあちこちで花開いてきてきれいですね。この週末ごろがちょうど桜の満開予想になっております。屋外でも感染するリスクがありますよっていうことは先日も申し上げたとおりなんですけれども、どうか混雑する場所、時間を避けていただきたいと思います。また入学、就職、さまざまなイベントがあるかと思いますけれども、飲食の際は認証を受けたお店で、そして少人数、短時間でお願いを申し上げます。 そして認証店のコロナ対策リーダーの皆さまには、お店の感染防止対策に継続的にご協力をいただいております。その感謝の意を東京都としてお伝えするために、今日から順次、感謝状をお送りします。2パターンありますけれども、デジタルでつながっておりますので、どうぞ、プリントアウトしていただいてお使いいただければと思います。これによって、一緒に安心なお店づくりに取り組んでいきたいと思います。 そして、これもあったんだ。あらためてですけれども、大切なこと、それは私たち1人1人が感染しない・させないと、そのためにできることを積み重ねていくということでありますので、引き続きご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
都の職員を福島県の二本松市に派遣
それから3つ目の課題でありますが、3月16日に福島県沖を震源とする最大震度6強の地震、これに関連して申し上げたいと思います。この地震では福島県内の各地で家屋の損壊など、被害が発生をいたしました。今般、県の要請も受けまして、都の職員を福島県の二本松市に派遣いたしまして、住宅被害の調査や罹災証明の作成業務を支援いたします。大規模災害時には自治体間相互の支援が復旧の大きな支えとなるわけでございますが、被災地での実際の災害対応というのは、結局いざ東京が被災したときに、都民の安全を守るための貴重な経験にもなるわけでございます。 第1陣の4名は3月27日の日曜日に二本松市に向けて出発をいたします。被災地のために力を尽くしてきてほしいと思います。この地震の影響で今週の21日、休みの日ですね。そして22日にかけて、都内でも電力需給の逼迫警報が発令されました。この突然の警報発令の中で、都民の皆さまや事業者の皆さまには考えうる限りの節電にご協力いただきました。結果として停電を回避することができたと、このことについてはあらためて感謝を申し上げます。 またエネルギーの大消費地である東京です。都市活動に欠かせない電力の多くを都外からの供給に支えられております。そしてまた災害、国際紛争に伴って電力の安定供給が脅かされるような状況になっておりまして、今後も電力の逼迫が発生することも危機管理として想定しておかなければなりません。 当面の電力の需給バランスは緩和されたものでありますけれども、都民の皆さまには今後も日常生活に支障のない範囲での、この際の省エネ、この際の節電に努めていただきたいと思います。もう一度、日々の生活、日々の暮らし、これを見直してみて、どこで節電ができるか、どこで省エネができるかということをもう一度点検していただきたいと思います。 で、特にこれから夏場になりまして、今度は冷房のほうのエアコンというお話になります。だいたいこれまでの過去の例で言うと、高校野球の夏の決勝戦の決勝の日っていうのが電力のピークなことが多いんですけれども、今回ちょうど春の高校野球ではありますけれども、今のこの春の高校野球のときに、あらためて夏場に向けて、いざというときのさらなる節電への備えをしておきましょう。ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。