便秘・下痢が続いている人は要注意…食べても食べても栄養がムダになる「腸漏れ」を放置してはいけない
■おすすめは「たまごわやさしげ」食品 たんぱく質をしっかり吸収するためには腸漏れの改善が先決! ということで最後に、腸漏れ対策全般におすすめの食品をまとめて紹介しましょう。 昔から日本人は「まごわやさしい」という語呂合わせで、体にいい食品を提唱していました。ま=豆類、ご=ごまなどの種実類、わ=わかめなどの海藻類、や=野菜類、さ=魚などの魚介類、し=しいたけなどのきのこ類、い=芋類 いずれも、和食に使われる健康的な食べ物です。 私たちは、これをアレンジした腸漏れ対策食品を提案します。 名づけて「たまごわやさしげ」食品。内容は次のとおりです。 た=卵 食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含む完全栄養食品です。たんぱく質も豊富でビタミンB群も摂れます! ビタミンDも摂れるので腸漏れ対策にも最適。消化がいいのは半熟卵や温泉卵ですが、生卵でも固ゆで卵でもOK。 ま=豆類 納豆を筆頭に豆腐、味噌などをしっかり摂ると腸が喜びます。私たちは朝食では必ず納豆を1パック、豆腐とわかめをたくさん入れた味噌汁も食べるようにしています。ちなみに、納豆には「世界最強の有用菌」といわれる納豆菌が含まれています。納豆菌は、生きたまま腸に届き、腸内で食物繊維を分解して善玉菌のエサとして食べやすくしてくれるうえ、自身も腸内細菌のエサとなり、善玉菌の増殖に役立ちます。 ■わかめや昆布は腸活にもぴったり ご=ごぼう、玉ねぎ、アボカドなど(オリゴ糖を含む食材) オリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌や酪酸菌のエサになります。ごぼう、玉ねぎ、アボカドなどに比較的多く含まれているので、こまめに摂り入れましょう。 わ=わかめ、昆布、のりなどの海藻類 海藻類は酪酸菌の大好物です。不足しがちな水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、お通じの改善、腸活にもぴったり。乾燥わかめや焼き海苔を常備して、味噌汁にたっぷり入れたり、和え物やサラダに加えるだけで、手軽に摂ることができます。 や=野菜類 キャベツ、レタスなどの葉物類、にんじん、大根などの根菜類、ブロッコリーなど、偏らずにいろいろな種類を摂り入れましょう。ビタミン類は熱に弱いものも多いので、生野菜のサラダも定期的に食べましょう。