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窪田正孝 コロナで人生観変わった 朝ドラ「エール」撮影中断で2カ月半オフ

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デイリースポーツ

 コロナ禍で放送休止していたNHK連続テレビ小説「エール」(総合、月~土、前8・00)が14日から2カ月半ぶりに再開した。本来なら次の作品にバトンタッチしていた時期だけに、主演の窪田正孝(32)は「シーズン2を楽しんでいただけたら」と意気込む。長期の中断を挟んだ史上初の特別な朝ドラ。座長の胸中に迫った。  撮影を再開した最初のシーンで、珍しくNGを出してしまったという。今でもクランクイン前日は緊張で眠れない。「エール」はすでに始まっていた作品だが、同様だったと窪田は言う。  「(再開初日は)ど素人感、満載でした。気合が入りすぎたのか前の日、あんまり寝られなかったんです。クランクイン感あるなって。(妻役の二階堂)ふみちゃんと1シーン目のチェックを見たんですけど、全然目が開いてなくて、口は開いてた。いつもの慣れた感じに2シーン目からなったんですけど、一発目からできなかったのは悔しいですね。でも、OK出ちゃったので。気づかれないように祈ってます」  ドラマで演じる作曲家・古山裕一のように、ニカッと笑って振り返る。キャリアは10年以上。意外なエピソードに聞こえたが、よくよく考えれば、なるほど。売れっ子の窪田が2カ月半もオフだったのは久しぶりなのだ。  「2カ月休んだことが20代半ばからなくて、ずっと仕事をしている方が体の調子がよかったんです。でも、先日32歳になって世の中の見え方が変わってきた。僕はこの2カ月が苦ではなくて、これから先、仕事のやり方を落ち着かせようというのは思いました。働き過ぎなんじゃない、日本人、って」  昨年9月に女優の水川あさみ(37)と結婚。日本全体が閉塞感に包まれていた時期を伴侶とゆったり過ごし、人生観の変わった2カ月半だった。ドラマでも、裕一と二階堂演じる妻・音の夫婦愛が通底したテーマ。裕一のモデルとなった古関裕而さんも大の付く愛妻家だった。  「毎年、奥さんと年賀状を送り合ってたと聞いたんですね。息子さん、娘さんはどういう感じで見てたのかな?ラブラブなご両親のところで育ったら愛情たっぷりなんだろうなと思います。僕自身は何でも言い合える仲がいいですね。そういう意味では、今は充実しています」  ドラマは21日から戦争パートに突入。裕一は作曲した「露営の歌」が大ヒットし、戦時歌謡の旗手として注目を集めていく。  「撮影を再開してから、少しして戦争パートに入ったんです。今とリンクするところがすごくある。コロナで人の心がギスギスしていて、そのギスギスした心と戦時中のところが、僕の中ですごくつながったんですね。当たり前なものが当たり前でなくなっていく。今まであったものが、もうそこにない」  そのギスギスした人々の心を、裕一は音楽で鼓舞し、癒やしていく。それは見ている視聴者にもつながるものだと窪田は信じている。「ギスギスした心に少しでも応援歌を届けて、音楽を通して幸せな気分になってもらえたらと思います」。  ◆窪田 正孝(くぼた・まさたか)1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。2006年のドラマ「チェケラッチョ!!」で俳優デビュー。12年の大河ドラマ「平清盛」、14年の朝ドラ「花子とアン」で注目を集める。主な主演作はドラマ「デスノート」「ラジエーションハウス」、映画「東京喰種」など。ステイホーム期間には観葉植物を3つ購入し「夏で育ち盛りだったので、バッサバサです」と、自宅はジャングル状態という。

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