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「落ちたら死ぬ!!」初ドライブに選んだ国道157号が恐怖の“酷道”だった話

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文春オンライン

 20年前、念願の運転免許を取得した私は、レンタカーを借りて、初めてのドライブに出掛けた。当時、レンタカーにカーナビなどついていなかったので、買ったばかりの道路地図を広げながら、少し遠くへ出かけようと計画を練ったものだ。 【画像】「危険・落ちたら死ぬ!!」国道157号で見つけた怖すぎる看板  車線変更が怖いので、交通量の多い道は避けたい。かといって、センターラインが無いと不安だ。悩んだ末、岐阜県在住の私は、岐阜県と福井県を結ぶ国道157号を初めてのドライブコースに選択した。山間部なので交通量が少なく、国道だからどんなに悪くても2車線はあるだろうと考えたのだ。

「落ちたら死ぬ!!」と書かれた看板

 当日、私は不安と期待に胸を膨らませつつ、恐る恐る車を走らせた。岐阜駅前から国道157号を北上しはじめる。市街地を離れ、郊外も過ぎると、まずはあっけなくセンターラインが消えた。どんなに悪くても2車線はあるはず……。そんな国道のイメージは、早々に崩れ去った。  だが、初ドライブの身としては、Uターンするのも怖かった。「国道なんだから、この先で、またいい道になるはず」。そう自分に言い聞かせ、どんどん進んでしまったのだ。  だが、それが大きな間違いだった。出発から2時間後、私が辿り着いたのは、ハンドル操作を誤ったら真っ逆さまに落下してしまうような絶壁の上。その入り口には、「危険 落ちたら死ぬ!!」と書かれた看板が置かれていた。それを目にした瞬間、私はあまりの恐怖に固まってしまった。ここは国道じゃないのか。私は一体、どこで間違えてしまったのか――。

時に生命の危険すら感じる“酷道”

 どこへ出かけるにも、必ず必要なのが道路だ。道がない原野でも、人が歩けば“獣道”が出来る。これが道路の起源とされている。現代では、都道府県道、市町村道、農道、林道、それ以外の里道、はたまた地図に載らないあぜ道など、実に様々な道路がある。そんな数々の道路の最高峰に君臨しているのが、国道だ。

 国道は経済産業の発展に大きく貢献するなど、日本にとって欠かせない存在であることから、国が指定し整備を行ってきた。国道には2種類あり、1つは高速自動車国道、いわゆる高速道路だ。もう1つが一般国道で、例えば国道1号は東京の日本橋と大阪の梅田を結び、随所に高規格なバイパスが整備されている。さすが“国”の名を冠した最高峰の道路だといえるだろう。  しかし、そんなイメージとは裏腹に、全く整備が進んでいない国道がある。対向車とすれ違うこともできず、路面には落石が転がり、時として生命の危険を感じる……。そんな酷い状態の国道のことを、親しみを込めて“酷道”と呼ぶ。

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