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五輪メダリストが「Uber Eats」配達員に!フェンシング三宅諒「競技続けるには…お金が必要」

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中日スポーツ

遠征の自己負担67万円「気合入れないと…」

 2012年ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した三宅諒(29)=フェンシングステージ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪延期、練習環境の制限、さらに金銭面の壁にぶつかっている。活動資金を得るため、フードデリバリーサービス「Uber Eats」(ウーバーイーツ)の配達員としてアルバイトを始めた。「スポーツをするためにお金が必要。競技を続けたい気持ちが、本気だということを伝えたい」と語る三宅の思いを聞いた。  東京五輪の1年延期が決定し、1カ月余り。三宅は動きだした。フェンシングを続けるために、アルバイトを始めた。「ウーバーイーツ」。錦織圭と野性爆弾のくっきー!、続いて黒柳徹子と小松菜奈のテレビCMで有名なフードデリバリーサービスだ。  その理由は明快だ。とにかくお金がかかる。五輪延期が決定した3月24日、自身のツイッターに日本協会からの請求書をアップした。今冬の1カ月でイタリア、フランス、エジプトで試合や合宿などを行った費用が67万円を超えたという。「これは高い。しばらく払い続けてるけど、これは気合入れないと続けられないな。#自己負担 #突かれる心」と投稿すると、「トップ選手でも自分で払うんですね」や「寄付したい」という反応が寄せられた。  慶大4年時の2012年ロンドン五輪で、エースの太田雄貴(現日本協会会長)らと、団体では日本初となるメダル(銀)を獲得。卒業後はセイコーに入社した。17年に東京五輪に向けより適した環境を求め、父・正博さんが代表を務めるクラブのフェンシングステージに所属し、個人で活動を始めた。神奈川県のガス会社セガミなど3社とスポンサー契約を結んで、年間約300万円の収入を得ていた。  東京五輪の延期が決まった一方、五輪代表権レースの再開は未定となっている。練習拠点の東京・ナショナルトレーニングセンターは閉鎖中で、実戦形式のトレーニングは全くできていない。スポンサー契約は、この春で満了となっていた。「五輪のために支援もらっていたので、選考の日程が決まらないまま支援をお願いするのは、無責任になる」。収入はゼロになり、貯金を切り崩しながら生活した。

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