エコーチェンバーみたい…気づけば「チャリダー☆」のひとり旅にハマる イマドキTV+
ネット検索のエコーチェンバー現象じゃないけど、スポーツ中継だとスポーツ番組の告知が流れるし、ドラマを見ていたら似たようなドラマの案内がある。またそれが面白そうに思えるから、気づけば似たような番組ばかり見ちゃうことになる。私の傾向は、旅と自転車。 最近よく見るようになった情報番組がNHKBSの「チャリダー☆快汗!サイクルクリニック」だ。チャリダーというのは、全ての自転車乗りへの敬称なのだとか。自転車競技のチームや選手を取材したり、出演者やゲストがヒルクライムやロングライドにチャレンジしたり、企画はいろいろ。 で、個人的にハマるのはやっぱり「ひとり旅シリーズ」だったりするのだ。例えば先ごろ放送されていたのが「ひとり旅 in キルギス」。旅人は元ロードレース全日本王者の佐野淳哉さん。プロとして約20年間、国内外のレースを転戦してきたが、競技中は景色を眺める余裕はなかった。「いつか自転車で旅をしたい」と思っていたそうで、レース引退を機に中央アジアのキルギス共和国を訪れた。その道中記。 設定されたコースはキルギス縦断600キロ。延々と続く丘陵、地平線まで真っすぐ伸びる道、雪を抱いた4千メートル級の高峰など、壮大な風景が次々と現れる。人間のちっぽけさを痛感させるようなスケールなのに、交通手段はチャリ。気が遠くなる。 しかもグラベル(未舗装道)が何十キロと続く。めちゃくちゃ疲れそう。越えなきゃいけない峠の標高は3447メートルって、富士山9合目の高さです。雪まで降ってくるし、ほとんど冒険の域。そこを楽しそうに走っちゃうのはさすがの一言だ。 登場する地元の人たちがまたいい感じ。いきなり訪ねたのにご飯を作ってもてなしてくれる遊牧民の一家、宝物のポンコツ自転車を貸してくれる村の少年。そんなに深く付き合うわけでなく、でも心は確かに通じ合う。旅ならではの一期一会に癒やされる。うーん、また似たような番組を見続けることになりそう。(ライター 篠原知存)
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