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『SUITS/スーツ2』第9話は小手伸也演じる“蟹江回”に 『コンフィデンスマンJP』ネタも登場!?

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リアルサウンド

 上杉(吉田鋼太郎)が過去に起こした横領と不倫がファーム内に知れ渡ることとなり、トップ争いは幸村(鈴木保奈美)の優勢に。しかしそんなタイミングで幸村側のシニアパートナーが1人転任となり、票数は7対7の同数に。そこで上杉はマネージングパートナーの権限を利用して蟹江(小手伸也)をシニアパートナーに昇格させるのである。前々回までのコースタル訴訟につづく、ふたつ目の大きな山場を迎えた9月7日放送の『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)第9話は、蟹江がカギを握る、いやむしろ“蟹江回”と呼べるエピソードであった。 【写真】大活躍の小出と織田裕二  甲斐(織田裕二)は、説得の末に玉井(中村アン)をファームに呼び戻すことに成功する。そんななか、蟹江が上杉の策略で昇格したことで劣勢になってしまった幸村は、蟹江を味方につけるために甲斐に食事へ誘わせることに。そこで甲斐は、過去の横領事件の際に上杉が蟹江を利用していたことを告げるのだが、トップ争いのための抱き込みが目的だったことを知った蟹江は激昂。そして翌日、自ら蟹江の説得に乗り出そうとする幸村のために、甲斐は自分のオフィスを蟹江に譲ってもいいと提案するのだ。  先週のエピソードで描かれた回想のなかで、蟹江を差し置いて甲斐がジュニアパートナーからシニアパートナーに昇格する際の出来事が描かれたのは、もちろん上杉の過去に触れるためでもあったが、今回の“蟹江回”のためでもあったのかもしれない。昇格の際に着ると決めていたスーツを身に纏い、軽やかにエスカレーターを登るシーンしかり、両親とビデオ通話している際のコミカルなやり取りしかり、甲斐との食事のシーンでポツリと呟く「オフィスに五十嵐という男が」という台詞しかり(もちろん“五十嵐”といえば『コンフィデンスマンJP』での小手の役柄だ)、とにかく蟹江のキャラクターを立たせる描写が次々と登場。  それだけでなく、上杉と幸村・甲斐との間でどちらに付くべきか揺れるさまも見逃せない。食事の翌日にあらためて説得に訪れた甲斐の言葉ひとつひとつに表情を動かすのはいつも通りだが、甲斐の謝罪の言葉で一瞬面食らった様子を見せる。そして大輔(中島裕翔)が真琴(新木優子)に語る、上杉が勝ったら甲斐はファームを去るかもしれないと言う言葉に再び動じた様子を見せ、上杉に過去の一件を追及。いざ投票の時には手を震わせる一幕も。  結果的に投票の末、上杉が返り咲くことが決まったわけだが、その票数は7対8の一票差。蟹江がどちらに入れたのか、それは後々のエピソードで明らかにされるのだろうか。またサイドエピソードとして展開した、人気野球選手のドーピング疑惑を報じた“22時の帝王”ことニュースキャスターの浜崎(中村芝翫)が訴えられる案件は、ファームのトップ争いをめぐって甲斐が置かれる境遇と重なるものがある。謝罪を求められるが絶対に譲らず話をこじれさせる浜崎に対し、玉井から要求された蟹江への謝罪を素直に行なう甲斐。そして常に勝者であることにこだわる浜崎が、情報源からの信頼を失いながら勝敗無き結果にたどり着く様は、同じように勝つことを追求してきた甲斐が上杉の勝利によって敗者へ転落していくことを予感させるかのようだ。

久保田和馬

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