これが掛け軸新聞だ。44年前に撮影されたデビュー当時の等身大の自身を見てご満悦の田原＝東京・日本橋（撮影・福島範和）

デビュー45周年を迎えた歌手、田原俊彦（63）がパワースポットに変身！　福岡市のザ・ストリングス博多に「HAPPY！トシちゃん神社」が誕生することが26日、分かった。10月6日に開催される福岡サンパレス公演翌日の7日から11日まで5日間限定で〝御開帳〟する。サンケイスポーツが全面協力した超ビッグポスターにもなる「トシちゃん青春エナジー掛け軸新聞」や「ヒストリーブロマイドくじ」などお宝商品がめじろ押しだ。 コンサートをすれば会場の誰もが元気になれる〝歩くパワースポット〟トシちゃんが神社になった。福岡公演の興奮冷めやらぬ博多の地に10月7日から5日間限定で鎮座する。〝境内〟のザ・ストリングス博多にはお宝御利益グッズが所狭しと並べられ、ファンにとっては夢空間が広がる。 なかでも目玉なのが、45年のアイドル人生を1枚に凝縮したビッグサイズ（160センチ×50センチ）の「トシちゃん青春エナジー掛け軸新聞」（税込み1500円）。足を高々と蹴り上げ、全く年齢を感じさせない〝キング・オブ・アイドル〟現在の田原俊彦と、裏を返せば1980年に「哀愁でいと」で歌手デビューした直後の初々しいトシちゃんとが両面で楽しめる。 この写真はデビュー2カ月後に産経新聞社に来社した際、撮影した秘蔵カットだ。田原は実物を手に取った瞬間「びっくらこいた」と迫力に驚き「いいんじゃないかな」とご満悦の表情を浮かべた。 お宝グッズはそれだけではない。サンケイスポーツのカメラマンがこれまで田原を撮り続け、社内に眠っていた数百枚から蔵出し。今年4月、産経新聞のインタビュー連載企画「話の肖像画」で毎日掲載した写真から自ら厳選した5枚をセットにして、ヒストリーブロマイド（税込み1500円）として発売される。連載中、ファンからブロマイドで欲しいという声が寄せられたため実現した。 田原は「そのときどきの思いを込めながら選びました。デビュー日にキャニオンレコードの羽佐間重彰社長（のちのフジサンケイグループ代表、昨年95歳で死去）が陣頭指揮を執って『出陣だー』って言っていたのを思い出した。大みそかにレコ大で最優秀新人賞を受賞して、懐かしいな」としみじみ。 さらに、このブロマイド、パワースポットよろしく、おみくじになっている。5枚ひいて購入するため、同じ写真が出た場合はファン同士で交換できる楽しみも。田原は「どんな写真を選んだかは、ひいてのお楽しみ」と茶目っ気たっぷりだ。