大谷翔平に“通じなかった”球団の戦略 今季13勝右腕が脱帽…打席で示す調整能力
9月25日に打球初速177キロの二塁打を浴びたキングが対戦を振り返った
パドレスのマイケル・キング投手が、ドジャースの大谷翔平投手との対戦を振り返った。9月24日(日本時間25日)に初回に右翼線へのエンタイトル二塁打を浴びた。 【写真】“大谷仲良し”美人レポーターが大胆ビキニ姿を公開「美しい」「ゴージャスだ」 この打球初速110.4マイル(約177.7キロ)の爆速打をきっかけに先制を許したキング。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏から「オオタニのような選手と対戦するのはどんな感じでしょうか?」と聞かれると、体験した驚きを明かした。 「オオタニは1球でも打ち取られたら、次(の打席)は絶対に打ち取らせないタイプの打者だ。スキーンズとの対戦がその完璧な例で、初球を速球で打ち取られた後、次の打席で(同じ)速球をホームランにした。非常に優れた調整能力を持っていて、信じられないほどのパワーと驚くような動体視力を持っている」 今季13勝右腕が指摘したのが、6月5日(同6日)のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)との対戦だ。第1打席はオール豪速球で3球三振に仕留めるも、第2打席は100.1マイル(約161.1キロ)を捉えられ中越え2ランとなった。キングは「十分な球種と優れた投球を持っていて配球や目線を変えられれば、どのバッターも苦戦を強いられると思うが、(ゾーンの)四隅も全てを制さないといけない。同じコースに複数の球種を投げていても、(すぐ調整されるので)彼にやられてしまう」と主張した。 さらに「彼に関するスカウテイングレポートでは『内角に投げないといけない』と書かれていたけど、初球に内角高めに正確に投げた速球を、時速110マイル(約177キロ)で右翼線に打ち抜いた。スカウティングレポートに書かれていたから、言われた通り投げたのになあって思ったよ。彼が最初に振った球は(レポート通りに投げた)内角の球で、私を打ち負かした。対戦する時はギアを上げないといけない。それでも自分の持つ投球すべてを発揮しなければいけないんだ」と脱帽。受けた衝撃は大きかったようだ。
Full-Count編集部