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新型コロナの影響で3月以降の予約がほぼキャンセルに 山口・秋吉台の秋芳観光ホテル秋芳館が破産申請へ

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帝国データバンク

秋吉台国定公園内にある唯一のホテル。今後、事業の承継先を募集する可能性も

 (株)秋芳観光ホテル秋芳館(TDB企業コード:650025677、資本金1億円、山口県美祢市秋芳町秋吉3451-1、代表齊藤秀一郎氏、従業員10名)は、4月30日付けで事業を停止し、事後処理を猪俣俊雄弁護士(山口県山口市黄金町5-9 第二法曹ビル3階、猪俣俊雄法律事務所、電話083-923-3900)に一任して自己破産申請の準備に入ることを発表した。弁護士によると、今後、事業の承継先を募集することも考えているという。  当社は、1915年(大正4年)創業、52年(昭和27年)10月に法人改組された老舗のホテル経営業者。カルスト台地、鍾乳洞で有名な秋吉台国定公園内にある唯一のホテル「秋芳ロイヤルホテル秋芳館」を経営、食堂、土産物店を併営し、グレード、施設とも地元トップクラスのホテルとして、ピーク時の96年3月期には年収入高約8億5100万円を計上していた。  しかし、その後は修学旅行などの団体客の確保に苦慮して宿泊客数は減少して業績が落ち込んでいたため、93年にリニューアルしたものの思惑通りに業績は回復せず資金繰りが悪化し、2013年2月に民事再生法の適用を申請した。2016年10月に再生手続きを終結していたが、施設の老朽化などにより宿泊客数は減少の一途を辿り、2019年3月期の年収入高は約2億円にまでダウンしていた。厳しい運営が続く中、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、3月から5月の予約客のほとんどがキャンセルとなったほか、事業譲渡の交渉も不調に終わり、事業の継続を断念した。  負債は約2億3000万円の見込み。なお、新型コロナウイルス関連倒産は山口県内2件目で、中国地方では8件目となる。