美しいS字ラインをつくりあげた28歳 大会出場を決めて3カ月で優勝!徹底したボディメイクの秘訣とは
11月23日(土)、行田市産業文化会館にて『サマー・スタイル・アワード最終予選&ROOKIE CHALLENGE CUP最終予選』が開催され、村主果穂(すぐり・かほ / 28)さんがルーキービューティーフィットネスモデル部門で優勝、ビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで2位に輝いた。大会出場を決めてからの準備期間は約3カ月、初出場にして素晴らしい結果を出した村主さんのボディメイクの秘訣とは? 【写真】村主果穂さんの丸いヒップ
18歳で器械体操部を引退してから約10年、運動らしい運動はほとんどしてこなかったと言う村主さん。長年パーソナルトレーニングに興味がありながらもなかなか腰が上がらなかったが、体力の衰えやお尻のラインの崩れが気になったことをきっかけに、今年の5月から本格的にトレーニングを開始した。 「もともとファッションに興味があって、好きな服が似合う体型でいたい、というのもトレーニングを始めた理由のひとつでした。最初はパーソナルを週に1回、ジムでの自主トレを週に4回のペースからスタートしました」 パーソナルトレーナーさんがサマスタのプロ選手だったことからトレーニング中などに度々話を聞き、8月には大会を初観戦。一瞬でその華やかさに魅せられ、出場を決意した。 「3カ月後の最終予選を目指し、トレーニングは自主トレを増やして週6ペースに。大好きなチョコレートとチーズもここからは完全封印して、筋量アップと減量に励みました!」 トレーニングを開始した5月から「食事は鶏むね肉や卵、玄米、きのこ類をベースにバランス良く。脂質を控えて、タンパク質をしっかりと取ること」を心がけていたが、大会出場を決めてからはより厳密に、そして減量期にはストイックに節制したと言う。 「減量期の後半には蒸し野菜に助けられました。マイタケ、シメジ、ナス、小松菜などをポン酢と合わせるだけでもおいしくて、ヘルシーで、満足感もあって。減量期に驚いたのは、大嫌いだったレバーが何故か突然おいしそうに見えて、買って食べてみたら初めておいしく感じることができて。それ以降食べられるようになったんです」 監査法人で働いている村主さん。会計士登録に向けて現在は、来年に控えた修了考査前に必要となる実務従事の真っ最中だ。 「仕事の忙しさには波があるので、トレーニングのオフは遅くまで残業する日にあてていました。時には22時からトレーニングすることもありました。だからパーソナルトレーニングは休日の夕方に行くと決めてスケジューリングしていました」 平日の夜に行うジムでの自主トレは、筋トレだけで1時間半から2時間ほど。大会に向けて強化したのは、背中と肩。アウトラインを整えることを重視して、トレーニングに取り組んだ。今年5月に26.7%あった体脂肪率は、大会前には9.0%に。体重では7kg減、当然「見た目の変化もものすごい」と言う。※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。 「楽しみで楽しみで仕方なかった舞台にいざ立ったとき、最初は思いがけない緊張に襲われましたが、最後には圧倒的な楽しさがそれを上回りました! 本戦での優勝目指してトレーニングを続けていきたいと思います」 長年興味があったトレーニングを初めてまだ6カ月。「身体を変えたい」という当初の目標を短期間で軽く飛び越えてみせた村主さんのボディメイクメソッドに学ぶことは多いのではないだろうか。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明