CMEのビットコイン先物の建玉が21万5000BTCを超える
ボラティリティは時間とともに低下する
ビットコインの役割が大きくなり、従来の金融(TradFi)システムとの結びつきが強まれば強まるほど、ボラティリティは長期的に低下する可能性が高くなる。過去数年間、Glassnodeのデータによると、実現ボラティリティは100%以上から約40%に低下しており、この傾向が見られた。 また、現金証拠金契約も過去最高水準に達している。この契約では、ステーブルコインまたは米ドルが担保として使用され、本質的にボラティリティは発生しない。これに対し、暗号資産担保は本質的にボラティリティが発生する。 CMEは先物取引の建玉に対して現金証拠金のみを使用しているが、バイナンス(Binance)などの個人投資家向けの取引所は暗号資産証拠金の受け入れに前向きだ。Glassnodeのデータによると、CMEは先物取引の建玉市場で33%のシェアを占めており、その割合は今も拡大している。 Glassnodeのデータによると、先物契約のうち、現金ではなく暗号資産で証拠金が支払われている割合は、過去最低の16%に達している。この数値が低くなるほど、ビットコイン価格の変動は小さくなるはずだ。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Glassnode|原文:Futures Open Interest on CME Surpasses 215K Bitcoin for the First Time as BTC Eyes $100K
CoinDesk Japan 編集部