ダイヤモンド桜島、冬の夕暮れ5分間のショー
夕日が桜島山頂に重なり、宝石のように輝く「ダイヤモンド桜島」が見られる時季を迎えた。霧島市福山の中茶屋公園では7日夕、噴煙の切れ間からのぞいた夕日が尾根にかかり、約5分間まばゆい光を放った。 【写真】桜島山頂で輝く夕日=7日午後4時52分、霧島市福山の中茶屋公園
午後4時50分すぎ、太陽は山頂に落ち始め、桜島に完全に隠れると、辺りは濃いあかね色に染まった。 動画撮影に訪れた曽於市財部の会社員本田貞秋さん(42)は「こんなにきれいな落陽を見たのは初めて。日々の疲れが癒えるようインスタグラムに投稿して感動を共有したい」と話した。 尾根が右肩上がりに見える霧島市は「縁起がいい」と人気の観測スポット。市によると、中茶屋公園では来年1月15日ごろまで楽しめる。一番の見頃は山頂の真ん中に夕日が落ちる今月15日の午後4時56分ごろという。