50歳・華吹勝ち越し 史上1位208場所目!現役唯一昭和・平成・令和戦う
「大相撲初場所・12日目」(21日、両国国技館) 現役最年長の50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ)=立浪=が櫻(高田川)をはたき込み、4勝目(2敗)を挙げて4場所ぶりに勝ち越した。2020年5月28日に50歳となり、“大台”に乗ってからは初めての勝ち越しを手に入れた。 1970年生まれの東京都足立区出身。1986年春場所で初土俵を踏み、現役で唯一、昭和、平成、令和と3元号を渡り歩いて戦う大ベテランだ。史上1位の通算208場所目となる今場所。19年九州以来となる序ノ口まで番付を落としたが、50歳は衰えることを知らなかった。 最高位は2003年九州の東三段目18枚目。令和で初白星を挙げた2019年夏場所2日目、2歳年上の師匠立浪親方(元小結旭豊)は「限界が近いかもしれないけど、最後まで頑張ってほしい」とエールを送っていた。“角界の生ける伝説”は、まだまだ土俵に上がり続ける。