80種類の生き物を飼育するYouTuberの素顔 水産大出身のちゃんねる鰐を“生き物屋敷”でインタビュー
様々な分野の配信者が活躍する、2020年のYouTube。 珍しい生き物の飼育方法や生態を紹介する生き物系YouTuberも、成長ジャンルの一つだ。 【画像】飼育数は80種以上 驚きの生き物屋敷 中でも、爬虫類や昆虫といったワクワクする生き物を飼育し、生き物系YouTuberの中でも随一の存在感を放っているのがちゃんねる鰐さん。 登録者数は50万人を超え、この春には単著も刊行されたほど。 高校も大学も水産系だったという筋金入りの生き物好きで、現在飼育している生き物の種類は80種類を超える。 ちゃんねる鰐さんの動画ではお馴染み、もはや“生き物屋敷”と化しているそのお住まいに潜入取材。 一体どういう人物なのか? ちゃんねる鰐さんの素顔に迫る。
「だいたいみんな生き物が大好き」
──鰐さんはいつから生き物がお好きだったんですか? ちゃんねる鰐 物心ついたときからですね。幼稚園児の頃から庭とかで生き物を捕まえて、ポケットに入れて持って帰って親に怒られるみたいなことばかりでした。でも男の子ってちっちゃい頃、だいたいみんな生き物が大好きじゃないですか。 ──そうですね! ちゃんねる鰐 それがなぜか次第に生き物から離れていっちゃうんですよね。俺は、中学や高校に上がっても生き物好きがずっと続いてるだけ、みたいな感覚なんです。 ──僕も昔から生き物は好きだったんですけど、思春期もあって、どこかで生き物から離れた時期は確かにありました。鰐さんはそういうこともなく? ちゃんねる鰐 もちろん、ここまでたくさん飼育しまくるわけではない時期ありました。社会人になると仕事が忙しくて、あんまり世話もできないですよね。少し離れていた時期はあるんですけど、それでも1匹や2匹は飼ってて、常に生き物とは一緒にいる人生です。 ──最初に飼った生き物って、覚えてらっしゃいます? ちゃんねる鰐 本当に一番最初は、金魚すくいでとってきた金魚ですね。最もポピュラーな赤い「和金」っていう種です。小学校2年生の時、2匹すくって持って帰って、5年間ぐらい飼育して繁殖までしました。 ──金魚すくいの金魚ってすぐ死んじゃうイメージですが、かなり長く飼われてたんですね。 ちゃんねる鰐 たまたまうまくいったんですよね。だから魚が最初なんです。犬や猫も好きだったんですけど、家庭の事情で飼わせてもらえなかったので。金魚ならいいよってことだったんで、そこから魚の魅力にハマっちゃった感じですね。 高校、大学、社会人になってからも飼育の対象としての興味は魚だけだったんです。爬虫類にも興味はあったんですけど、飼うのが難しそうという漠然としたイメージがあって手を出せずにいました。 けれど、社会人になってから同僚にたまたま爬虫類好きな人がいて、話を聞いてみるとそこまで難しくないとわかった。それで挑戦してみようと飼い始めたのが、4年前でした。 ──最初に飼った爬虫類はどういうきっかけで選んだのでしょうか? ちゃんねる鰐 爬虫類の即売イベントがあるんですよ。そこに同僚と一緒に行って、一気に飼っちゃったんですよ。フトアゴヒゲトカゲ、クランウェルツノガエル、ジーベンロックナガクビガメっていう首の長いカメ。あとヒョウモントカゲモドキ(レオーパードゲッコー)、この4種類を一気に飼いはじめました。 ──イベントに行く際には、もう飼おうと決心されていたんですか? ちゃんねる鰐 そうですね。イベントで、初心者でも飼いやすい生き物を教えてもらって、それで決めました。 ──そこからここまでハマるのに4年しか経ってないというのも驚きです。