高校の陸上大会で女子選手の下半身撮影、逮捕の男性「風呂をのぞくのは盗撮で、アスリートは盗撮にならない」 広島簡裁が罰金30万円の略式命令
広島市内であった高校生の陸上競技大会で女子選手の下半身を撮影したとして、広島区検は12日までに鹿児島市の会社員男性(56)を広島県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の罪で略式起訴した。広島簡裁は同日までに罰金30万円の略式命令を出した。いずれも8日付。 【画像】男性の自宅などから押収されたハードディスクやデジタルカメラ 男性は、5月に広島市内であった高校生の陸上競技大会で4回にわたり、10代の女子選手3人の下半身をデジタルカメラでズームで撮影したとして、8月23日に同容疑で広島西署に逮捕されていた。 同署によると、男性は容疑を認め、「風呂をのぞくなどの行為が盗撮で、アスリートは盗撮にならないと(自身に)言い聞かせていた」と供述していたという。男性から押収したスマートフォンには大会情報を調べた履歴があり、自宅にあったハードディスクなどからは中国、九州地方であった他の大会を含めスポーツ選手を撮影した動画が計3千本以上見つかったという。
中国新聞社