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誕生したばかりの日比谷線虎ノ門ヒルズ駅は未完の大器

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日経クロストレンド

 「虎ノ門ヒルズ駅」が2020年6月に開業した。東京メトロの地下鉄日比谷線で56年ぶりの新駅となる。何の変哲もない日比谷線の駅に見えるが、11日には虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーも開業し、虎ノ門ヒルズへのアクセスが良くなるだけでなく、将来は東京の交通ハブをも担う重要拠点に成長する計画だ。 【関連画像】虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーは大企業の新規事業開発に特化したインキュベーションセンター「ARCH」などを備え国際ビジネスの拠点を目指すが、ビジネスマンが集いやすい3階の横丁には26店舗が集結(写真提供/森ビル)  外出自粛緩和がまだステップ1の段階だった開業日の2020年6月6日昼前、虎ノ門ヒルズ駅に降り立ってみると、ホームには乗り物ファンらしき人や親子連れの姿がぽつぽつ。駅の光景は他の日比谷線駅と大きな違いは感じられなかったが、そこに、東武線THライナーが颯爽(さっそう)と入線してきた。ダイヤ改正により6日から地下鉄日比谷線と相互乗り入れし、虎ノ門ヒルズ駅でも午前中の2本は乗降可能だ。のぞくと真っ赤な背もたれのロングシートが目立つスタイリッシュな車内。霞ケ関―恵比寿間はフリー乗降区間だが、電源やWi-Fiも完備し長距離通勤も快適になりそうだ。  THライナーを見送って改札から地上に出ると、そこには、白フラットパネルの仮囲いに覆われた工事現場が広がって。新駅は開業したものの、このエリアでは開発が現在進行形。付近の虎ノ門ヒルズは14年に開業しているものの、(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー、虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーなどはすべて21年以降の完成だ。  反対線側ホームに行くにも、地下2階の通路が完成していないため、一度地上に出て国道1号の横断歩道を渡らなければならない。地下鉄駅への地上出入り口も白い仮囲いに覆われて、いかにも“仮”だ。  そんな仮開業感満載のスタートではあるが、もちろん良くなった点もある。まずは、虎ノ門ヒルズへのアクセスは断然楽に。中目黒方面行きの下り線ホームからは、改札を出て徒歩3分ほどでそのまま虎ノ門ヒルズへ。さらに、銀座線虎ノ門駅まで徒歩7分ほど(約435メートル)かかるものの、広小路ばりの地下通路でつながっている。東京メトロでの乗り換え時間が60分に拡大され、通路途中には虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーへの入り口もあり、ショップやカフェ、レストランも利用できる時間的余裕がある。  電車利用の面でも、銀座線虎ノ門駅から六本木に行こうと考えた場合、今までは青山一丁目駅で大江戸線に乗り換え20分ほどかかったが、これからは虎ノ門ヒルズ駅から乗れば短縮される。

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