Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

岡山の砂川氾濫 降雨パターン解析「西日本豪雨は分散集中型」 瀬戸高3年の中山さん、3種に分類 「避難行動につなげて」

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
山陽新聞デジタル

 瀬戸高(岡山市東区瀬戸町光明谷)の3年中山暢介さん(17)が、旭川水系・砂川で氾濫の危険が高まる降雨パターンを解析した。下流の東区平島地区に大きな被害をもたらした2018年7月の西日本豪雨は、3日以上雨が降り続いた上に、雨量も猛烈な「分散集中型」。中山さんは「最も危険な類型。行政の災害情報と合わせ、命を守る避難行動につなげてほしい」としている。  国土交通省・瀬戸観測所(同瀬戸町笹岡)の水位データと、気象庁・アメダス赤磐観測所(赤磐市黒本)の降水データを活用。02~19年で、砂川の水位が、瀬戸観測所にある堤防(高さ4・03メートル)の70%を超えた8事例を抽出し、降雨との関係を調べた。  中山さんが設定した類型は、雨が3日以上降り続く「分散型」(2回)▽短時間で多量に降る「集中型」(3回)▽双方の特徴を合わせた「分散集中型」(3回)―の3種類。グラフ化した際に考えついたという。  分析の結果、「分散型」は数日間で雨量が計240ミリ以上に達した場合に、「集中型」は数時間で135ミリ以上の雨が降った場合に、その2~4時間後に水位が90%を超えることが判明。それぞれ「氾濫の可能性が高まる」と結論付けた。  梅雨前線が活発化した12年7月と、西日本豪雨は「分散集中型」に該当。水位はいずれも100%を超え、下流域では大きな浸水被害が発生した。  もともと防災に関心があり、地域課題の解決策を探る授業で住民から砂川氾濫に対する不安の声を聞き、約2カ月かけて解析した。中山さんは「地域の防災イベントなどで発表し、防災意識向上に貢献したい」と話している。

【関連記事】