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シリアルなど朝食関連商品が高い伸び 在宅勤務で朝の時間に余裕

配信

日本食糧新聞

新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、企業が在宅勤務を推進し、学校が休校措置をとったことにより、人々の朝の時間に余裕が生まれた。コロナ禍前は、有職女性の増加などで人々は、「あわただしい朝」を過ごすことを余儀なくされ、健康な生活に重要とされる「朝食」の欠食率が増加していた。 緊急事態宣言の発出などによる、在宅時間の増加で朝食需要が増加傾向にあるとみられる。KSP-POSデータによると4月単月の洋風朝食・和風朝食関連商品は、2桁増と高い伸びを示す。政府が公表した「新しい生活様式」の中で、働き方の新しいスタイルとして「テレワーク・ローテーション勤務」が実践例として上げられており、ポストコロナにおいても、余裕のある朝時間は今後も続くことが予想される。 朝食関連商品の前年同月金額ベースの伸長率は、洋風朝食で、「食パン・食卓パン」が約11%増、「シリアル類」約40.6%増、「ピーナッツ・チョコクリーム」約33.9%増、「マーガリン類」約21.1%増、「ベーコン」が約28.5%増。和風朝食関連の「コメ」約11.7%増、「納豆」約18.4%、「油揚げ」同約18.1%増といずれも高い伸びを示している。通勤・通学時間がなくなったことで、自宅で朝食を食べる傾向が高まっていることが推測される。 厚生労働省発表の平成29年国民健康・栄養調査によると、朝食の欠食率は男性で15%、女性で10.2%。年齢階級別に見ると、男女ともにその割合は20歳代で最も高く、男性が30.6%、女性が23.6%。朝食を食べることの重要性が指摘され続けてきたが、朝食欠食率は過去10年さかのぼっても大きな変化はなかった。 新型コロナ禍による、朝時間の余裕と健康を保つための意識の高まりが朝食欠食率低減につながることに期待がかかる。 新型コロナウイルス感染拡大に一定の歯止めがかかり始めているが今後、第2波、3波の到来が予測される中、政府が示した「新しい生活様式」の実践の前に、一人一人が、適切な食事、睡眠、運動で健康を保つことが重要であり、朝食を食べることの重要性は、さらに高まっている。

日本食糧新聞社

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