北朝鮮が韓国の戒厳令を論評 「国民に銃剣を突きつけた」
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣布したことについて、尹氏が「深刻な統治危機」に直面し、「銃剣を国民にためらいなく突きつける衝撃的な事件が起きた」と論評した。北朝鮮が今回の戒厳令について言及するのは初めて。 【写真特集】金正恩政権 国家統制色の強い経済対策 同通信は、尹氏に対する弾劾訴追案が国会で投票不成立で廃案になり、全国各地で抗議が起きていると紹介。海外メディアが「韓国社会の脆弱(ぜいじゃく)性が明らかになった」などと評価していることや、尹政権が早期に終わる可能性があると報道していると伝えた。【ソウル日下部元美】