医師が「飲酒と認知症の意外な因果データ」に出演者一喜一憂 大量飲酒よりも危険な飲酒方法も指摘「多少お金払っても」
読売テレビ「そこまで言って委員会NP」の「このまま不健康でいいんかい?秋の健康診断SP」が24日、放送され、飲酒に対するメリット、デメリットを医師が語り、反響を呼んだ。 この日は、医療や健康に関するさまざまなテーマを集結した医師が解説した。 健康に悪いと言われる喫煙と飲酒だが、医療ジャーナリストの森田豊氏は、アルコール、タバコ、糖分、塩分を控えたグループと控えなかったグループに分け、15年後に健康診断をしたところ、控えなかった方が数値が良かったというフィンランドの研究を伝えた。 一方で、酒を飲んで騒いだり、酔い潰れた経験のある人は、アルツハイマー型認知症になりやすいリスクが、3・2~10・5倍になるとも。ただ、適量の酒を飲んでいる人は認知症の発症率は減るというデータも紹介。スタジオ出演者は一喜一憂した。 精神科医の和田秀樹氏は「大量飲酒をしていた人は脳が年の割に縮んでいることが多い」と話し、「もっと言えることは、コロナのときに外で飲むことを禁止して、家飲みを勧めた。一人酒はよくない。アルコール依存症は人が考えるよりずっと怖い」と話した。 この意見には森田氏も賛成。「多少お金を払っても、安めのスナックに行った方が健康にはいい」とすすめ、出演していたジャーナリストの須田慎一郎氏らを喜ばせた。