大阪府・吉村知事が定例会見1月20日(全文3)早期に検査し、広がる前に止める
2万件に届かない要因は?
朝日放送テレビ:ありがとうございます。こういったシステムをつくるというのは、やっぱり検査の重要性というのを非常に考えられていると思うんですけど、以前、知事、1日2万件の検査を目指すというふうにおっしゃっていましたが、今、現状おそらく1万件いかない、最高で、という数字だと思いますが、この2万件に届かないというのは何か要因があるのでしょうか。 吉村:現状、実績ベースで9000件を超えている検査をしています。検査能力でいくと1万5000件まではいっているという状況です。もともとの2万件の検査予定についても、インフルエンザがはやることを前提として数、計算していますので、そういった中では、インフルエンザは今年ほぼゼロですから、そういった意味では、検査能力という意味では非常に強化されているし、足りているというふうには思っています。 で、ここの、なぜそれだけ増えたかといえば、やはりここは開業医の皆さんに本当にご協力をいただいたからだというふうに思っています。開業医の皆さんで検査してもいいよというところ、いわゆる指定医療機関になってもいいよというところが現状1300、これは民間の病院も含めてですけど1300あります。もともと1500は、2万のときは1500を予定していましたが、もうすでに1300ありますので、そういった意味では、検査能力としては必要な検査は確保できているというふうに思っています。 ただ一方で、一般的なそういう検査の仕組みだけじゃなくて、こういう特殊な分野での検査の強化をしたいというのでこれを新たにつくったということです。特殊なというか、特に必要性を高めてやっていく分野について、全てじゃない、全てでは僕、ないと思うんです。880万人いらっしゃいますから。全てではないと思うんですが、必要な方にはすぐ検査というところに絞ったときに、やっぱり高齢者施設、そこの入所者、職員の皆さんというのは特に強化したいというので今回それを実現させたということです。