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バス路線完歩に運転手が挑戦 富山地鉄の田村さん、達成まで残り2割

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北日本新聞

 富山地方鉄道でバス運転手を務める立山町向新庄の田村雄次さん(65)は、バス路線に沿って歩くことを1年以上続けている。重量挙げの練習中のけがをきっかけに始め、設定した44コースのうち約8割を歩いた。4日は最も長い猪谷-富山駅間に挑戦し歩き切った。今後はコースの制覇を目指しつつ、来年度の世界マスターズ選手権出場に挑戦する予定だ。  田村さんは、2016年4月に東京で開かれた重量挙げの世界マスターズ選手権で2位に輝くなど年齢を重ねても懸命にトレーニングを続けてきた。  昨年1月、自己ベストを目指し練習に励んでいたところ左股関節を負傷。けがをしにくい柔軟な筋肉を付けるため、ウオーキングを練習メニューに取り入れた。  初めは自宅周辺を約30分程度歩いていただけだったが、徐々に長距離に挑戦する意欲が湧き始めた。約30年間にわたり、富山地方鉄道でバス運転手を務めてきた経験から、バスの路線に沿って歩くことを思いついた。

 歩くのは、富山駅が終点の路線を中心に5~12キロの短距離11コースと、12~18キロの中距離20コース、18キロ以上の長距離13コースの計44コース。これまで水橋-富山駅間(約16キロ)や高岡駅-富山駅間(約22キロ)など約8割の36コースを完歩した。  4日は強い日差しが照りつける中、設定したコースの中で最長の猪谷-富山駅間(約27キロ)を約6時間かけて歩き切った。田村さんは「日差しが強くて途中でくじけそうになったけど、記録を作るんだという強い思いで歩き続けた」と達成感をにじませた。  今後はコースの制覇を目指しつつ、来年度の世界マスターズ選手権出場を見据えている。「新型コロナウイルスで大変な時だけど、自分の取り組みを知ってもらい、同年代以上の人たちが運動をするきっかけになればうれしい」と話した。

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