コロナ防いで、子どもと外出 気をつけること 冬だから発想の転換を 「遊ぶこと=人混みに行く」ですか?
子育てに関する情報がネット上にあふれる中、どれを信じたらいいのか分からないという悩みも生まれています。周りに聞いても年代によって考えが違うことも。新型コロナウイルスは、子育ての不安をさらに大きくしています。「コロナ中の子ども連れでの外出で気をつけること」について、同志社大学赤ちゃん学研究センター副センター長で小児科医の渡部基信先生に聞きました。(withnews編集部記者・橋本佳奈) 【イラスト図解】マスクのつけ方、合ってますか? 専門家がすすめる手の洗い方 一目でわかるチェック表
寒い季節の感染対策どうすれば?
「子どもの安全や健康」に関わる、聞きにくいことやいまさら聞けないことについて、専門家にぶつける「#今さら聞けない子どもの安全 」。今回は、記者が感じた、コロナ禍における子どもの外出、レジャー、そして帰省です。 ーーコロナ禍ですがGoToなども推進されています。外出したときの子どもの感染対策はどの程度すればよいのでしょうか。公園、公共交通機関、室内などの過ごし方の注意はありますか。私の場合は新幹線で長距離移動が必要な実家への帰省は今年は諦めました。屋外の公園などに遊びに連れて行きますが、屋内のレストランなどには入らないようにしています。子どもが小さいのでそこら中触るので気をつけるすべがないからです。これから寒くなってくる季節です。さらに気をつけるべきことはありますか。 「基本的に人混みなど不特定多数の人のいるところを避けるのが無難ですね。最近は屋内のレストランも色々対策は考えていらっしゃるので、大人同士ならばお互い気を付けながら会食することも可能です。しかしながら、手洗い・マスクもきちんと出来ない乳幼児の対策はなかなか大変です。子どもはどうしても色々触ってしまいますし、自分で自分の身を守ることが難しいでしょう。保護者の方が守ってあげなければならないと思います」
感染リスクは避けられない?
ーー寒い時期は特に避けた方がよいでしょうか 「寒い季節になりますと、どうしても空気の入れ替えもできず、人も密になり易く、感染のリスクが上がる可能性が考えられます。どうしても危険性はある。子どもたちを人の多い場所に連れて行かないということは、感染予防の面で大切です」 ーーたとえば、公共施設や交通機関などどうしても密な室内に行かなければならない人もいるかもしれません。その場合の対策方法はどのようにしたらいいでしょうか。 「不特定多数の人が集まる、 密な環境の場所に行ったら、少なからずリスクはある、ということを覚悟しなければならないと思います。小さい子どもが気をつけるというのは難しいのです。例えば人同士のディスタンスについても、子どもと一緒にいる大人が気をつけてあげることが必要です。基本的なマスク、手洗い、うがいの大切さも、子ども達に根気よく教えてあげて下さい」